島の聖地
黙想最終日の今日は「赦しの秘蹟の日なので話は一つだけ。短かめに。」主任司祭の指示。お陰で楽をさせてもらった。
それでも、ついうっかり予定より15分もオーバー、45分も。しかし、四人で聞いた赦しの秘蹟は予定よりもはかどり、主任司祭が戸惑ったほど。ミサもお昼前にすんだ。
今日の特筆すべきことは、主任司祭主催のおもてなし巡礼。しかも、向かいの久賀(ひさか)島に海上タクシーをチャーターしての豪華巡礼。腰を痛めて苦しそうなので辞退したのだが「大丈夫!」好意に甘えることに。車で船着場まで約20分。島に渡るのに10分。海上タクシーは、浜脇教会下の岸壁にまるで鼻先をこするように船首をピタリとつけた。すかさずひょいと下船。ちょっとスリルがあった。
かつては3千人ほどの信者がいたというが、現在は70名。しかし、多くの司祭と修道女を輩出している聖地だ。地域へのデイサービスのためにシスター4名が活躍中。1931年献堂だという五島初の白亜の美しい鉄筋コンクリートの教会堂もかなり老朽化が進んでいるという。あるじの留守を守るかのように教会のガレージには軽乗用車が。
牢屋の窄(さこ)殉教地は、12畳の部屋に200名が8ヶ月にわたって閉じ込められたという。一畳あたり17人!42名が殉教。幼児も。説明文を読んで、あまりのむごさに気分が悪くなり、怒りも。1868年のことだ。
そして子供の頃歩いた山道を思わせる車一台がやっとの山越え、そして徒歩10分の旧五輪(ごりん)教会は、国の重要文化財。その隣には、26年前に建てられたかわいい教会が絵の世界をかもし出していた。
五島には行ってみたい教会がまだまだたくさんある。次回のお楽しみとしよう。
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