今日は鹿屋カトリック幼稚園創立50周年。子供たちには「幼稚園の50歳のお誕生日」と話してあげたようだったが。

会場はなんと園庭。テント張りの会場はオープンスペース。それに、クーラーつきの室内より外のほうが自然の風でずっといい。後で気がついたのだが、大きな木製の遊具のお披露目式も兼ねていたようだった。だから外がいい、ということらしかったのだが。

ともあれ、何代目かの父母の会会長さんの好意で格安で設置してくださったという。園長先生が子供たちに「ちょっとあぶない、でもたのしい。だから、怪我をしないようにルールを守って遊びましょう」と話していたように、指先をうまく使って岩壁を垂直に登るあのスポーツ（正確な名称を知らない）に似せた部分、もちろん垂直ではない、もあれば、正面には、幅広の滑り台。コブのついた大きな紐を伝って逆に登ることも出来る。見るからに足腰の丈夫な子供たちが誕生しそう。

話は前後するが、オープニングはなんと沖縄のエイサー。間近かで見るのは初めてだ。勇壮だが、踊りながらの演奏は和太鼓とは一味違う明るさがある。毎日唱えているという子供たちのお祈りはよかった。「かみさま・・・ありがとう・・・かみさまみんなみんなありがとう。」子供たちの祈りが家族の祈りとなり、家族の祈りが社会の祈りとなればいい。平和を祈るのも必要だが、先ず感謝し合うことができれば自ずと平和はついてくる。そんなことを思いながら子どもたちに習って手を合わせた。

閉会は園長先生の軽やかなギター伴奏で“イエスさまが一番”。絵になる光景だった。取材に来た教区報編集長の感想通り、型にはまらず、自由でのびのび、子供中心で自然体の「かわいい50周年でした。」