２７日奄美本島司祭団に二つのお話を。その後忘年会。いつだったか、そんな電話を貰った。勝手に思い込むのは怖い。クリスマスを終え、あたふたと奄美へ。

帰省のついでに同行した貴島神学生が聞いた。「お泊りはみこころ教会ですか？｣「あ、いや、ホント、どこだろうね。僕は聞いていないが・・・。｣そういえば、司祭団の集まりというが、どこなのか。迎えの末吉神父さんが全てを明らかにしてくれた。場所はマリア教会。泊まりも。なるほど。

ところで、我が故郷の瀬留教会でのお昼の豪華さは想定外。今年は豊漁というウニどんぶりに好物の山羊汁。思いがけない歓待に感激。我が家の庭先の二本のマンゴーの木も青々。来年は豊作に違いない。

二時からの話は、我ながらひどかった。先月、マレーシアで受けた講話の受け売り。「アジアの若者たちにとっての六つの価値｣スピード・便利さ・楽しさ・見てくれの良さ・超個人主義・相対主義。実のところ、マレーシアのあの集いで、「貧困｣がそれほど話題にならなかったのは意外だった。アジアの若者の問題は日本と同質化している現実にボクは驚いたワケで、アジア＝貧困という発想ではなく、「アジア＝日本→対話と出会い」という図式を日本の教会はもっと持つべきでは。そう言いたかったのだが・・・。きっと退屈だったと思う。しかし、会食が盛り上がったことは言うまでもない。

２８日２：００目黒教会。今年最後のＷＹＤ（ワールドユースデー）実行委員会。中庭には八重桜の大きな木。一般の花見が終わってもまた楽しめるらしい。ハッピに手ぬぐい、缶バッチ。僕は手ぬぐい担当。忘れずに、手ぬぐい問屋の女将ジュンちゃんに問い合わせなくちゃ。ともかく御用納め。ヤレヤレ。

往復の機内で読んだ「奄美大島物語｣は楽しかった。６００頁の大著。西郷隆盛に対する知識が偏見だったらしいと分かって、なんだか申し訳ない。聞きかじっていたことが、白日の下に晒されて目からウロコ。まだ三分の一。後が楽しみ。ともあれ、明日あたり、年賀状に取り掛かるとするかな。