必ずしもハッピーでなかった桜マラソン
参加者は日本から三分の一で、3千人というから3万人ということになる。定かなところは分からない。ともあれ、それほどの参加者が全くスムーズに出発できるというのが素晴らしい。
ゲートには種目ごとの電光掲示板。出発時間5秒前になると、ファイブ、フォー…と大きな声でカウントダウン。すると一斉に呼応。そして、ドーン、バリバリと天空に轟く打ち上げ花火。まず、フルの選手、次にハーフ、10キロと同じ儀式が10分おきに続く。つい菜の花と比較してしまう。
まず、道路が広いので、押し合いへし合いがない。そして、上空からの取材ヘリが轟音を轟かせての物々しい取材と違って、小さなプロペラをいくつもつけた円形の無人ロボットヘリが音もなく上空を徘徊する様は何やらSF小説めいていて、思わず手を振ったり、参加者の気分を和ませた。気がついたのはボクみたいな年配の参加者が少ない。というよりも、ほとんどいない。ボクの周りはみんな若者。先に出発したフルの参加者も少なく、10キロが一番多かったように思う。
また、沿道に立つ応援の人々が殆んどいない。2キロ当たりで民族楽団一行が盛大に迎えてくれただけ。あとは、給水所の学生さんたちが、ファイトー!と声をかけてくれたぐらい。
コースは、人工湖の周囲の平坦な初心者コース。しかし、やはり、5キロ過ぎた辺りからゆるい登り。その後は、これを繰り返すが、菜の花のような高低差ではないので楽だ。9キロ当たりだったか、待望の桜吹雪に遭遇。残るも、散るも、散る桜、だったかナ?誰かのうたが浮かんだ。しかも、残り少なくなった木からハラハラと風に舞う様は哀れでもあったが、「もう一息だ頑張れ」という声援?それとも、「そのトシでよくやった!」という祝福の花吹雪かと。時期を過ぎた木だけに思いはひとしお。
にもかかわらず、記録は伸びず兼ねてよりも5分遅れの1時間20分。せめて1時間10分を目標にしたのだったが、憧れの慶州桜マラソンは、悔しいが、今後は、10キロの選択肢しかないことを思い知らされたレースだった。しかし、何よりも気に入ったのは、スタートとゴールが同じということ。菜の花も桜島も別。しかも、桜島は最後に2キロ近くも上り下りををさせるし、菜の花はゴールを競技場の奥の方に設置しているので、そこまでがまた遠いのだ!その点、慶州はゴールが見えたところで安心。最後の50mはダッシュをかける気合も入る。ほとんど諦めて歩いている若者たちをごぼう抜きは快感だった。
夕食はプサンのレストランで海鮮鍋。
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