読売新聞から取材依頼の電話。大会当日、ゴール直後にインタビューしたいとのこと。断る理由もなかったので、十分ほど事前取材に応じた。「カトリック鹿児島司教区司教」とわかってもらうのにいくぶん時間を費やした。すっと行かないのは、バチカンから遠いから？

それにしても、なぜボクに？ツアー客で最高齢だから？そうかも知れない。「健康状態は如何ですか？」という質問に、ご高齢なのに…という心遣いを感じたからだ。なんだか、少し可笑しかった。明日、走りに行くという人に対する質問だったら、「調子はどうですか」にして欲しかったのだが。

ま、人の良さそうな記者さんだったので会うのが楽しみだ。ここまで読んでも、何のことかわからない人は多いと思う。

ともあれ、明けての今日12日、ボクはビートルに乗っている。そう、博多港とプサンを結ぶ午前10:00発の高速フェリー。ガイドさんの話だと一行14名。知らない人ばかりだから、新聞が終わったら読書。係留中はかなり揺れていたが、外洋に出たら意外と静か。ツアー仲間の一人らしい男性が横に座ったのに、いつの間にかいなくなった。帰ってこないところをみると、どこかの空席に移動したらしい。

さて、そろそろ種明かしをするか。実は、慶州桜マラソン参加者ご一行様の一人というわけなのだ。長年、と言えば少し大げさだが、毎年のように予定をチェックしていたワケ。

到着は定刻の12:55でございます、のアナウンス。そして、バスで慶州のホテルへ。教育会館とあったので、研修センターみたいなところかと思ったら一流ホテルだった。さすがに韓国、部屋にも無線LAN。

開会式は韓日両語。日本のみなさんの熱い思いが桜を早く散らしてしまったようですと市長さんが恐縮しておられた。もう22回にもなるという。桜のことはポッコッ。ボコッとも聞こえるのでさくらのイメージが壊れてしまいそう。初の海外遠征は大事をとって十キロ。ハーフも選択肢だったが制限時間2時間半にたいして3時間超では惨めすぎるので涙を飲んだ。

天気は快晴の予報。