悲しみと希望と・・・
「天国になんか行かなくていいから一緒にいて欲しかった!」一週間前クモマッカで突然父のもとに召されたシスターの追悼ミサ後妹さんがふりしぼるように言った。まるで抗議するかのようだった。実感だと思う。
神様の非常理さが赦せない。あれは確かに抗議だったと思う。いかに熱心な信者であろうと神さまがなさったこととはいえ、簡単にハイと受け取るわけにはいかない。神さまの冷酷さに赦しがたい怒りが涌くのは当然だ。もっとも、神さまを冷酷と誹(そしる)のは撤回するとしても、一体何を考えておられるのか。悩ましいところだ。
いまはどんな慰めの言葉も心に響かないと思いながらもミサではやはり話さざるをえなかった。「過去のことは神さまの慈しみに、現在のことは神様の愛に、そして将来のことは神様の計らいに委ねなさい。」前任地で出会ったアウグスチヌスの言葉だが手元から失せたので出典は記せない。第三者はうなづいていたが、ご遺族の方には少し気の毒だったか。それでも、時間はかかるカも知れないが、すべては神さまのみ手の中で起こるという真理に立ち戻って何とか神様の愛にすべてを委ねてくださる日が来ることを祈りたい。
帰りの電車は始発のせいか意外と込み合っていた。正面には4人の女子高生がおしゃべりに夢中。やがて揺れる車中でおやつが始まった。「行儀がいいとは言えないなー」と思っていると一人が突然ひょいと立ち上がった。下車するのかと思ったら、なんと乗ってきたお年寄りに席を譲ったのだった。すると、他の3人も次々と立ち上がって「ドウゾ」。後に続いた皆さんも無事着席。無神経なようでいてちゃんと周囲の様子は見えていたのだとなぜか安心した。
午後、経済問題評議会。財政正常化に関する具体的な提言が4人のメンバーから出されて活発な意見交換がなされた。中には、教区の経済問題を考える自主グループからの綿密な提言もなされて嬉しかった。閉会前、自主グループを「評議会の作業部会」と認定。両者の活発な動きが期待できそう。
夕方自転車でお墓参り。
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