戦争回避への道
教皇フランシスコが人気を博していて一般謁見には10万人もの人々が押し寄せるのだという。人気の秘密は、いわゆる癒し系の風貌もさることながら、人々に寄り添うその生活スタイルにあるようだ。
教皇選出前の生活は質素を旨とし、アパートに住み、公共の交通機関を使い、貧しい人々を訪問してまさに牧者の生活に徹していた。選任後も、歴代の教皇と違って、住まいは宮殿ではなく、バチカン職員用宿舎。それが、数年前、5年に一度の教皇訪問の際に日本の司教団が投宿したサンタマルタ・ホテルのことだと知って驚いた。
毎日のミサも、枢機卿や一般信徒からなるバチカン職員と共に捧げることになるわけで、ある日のミサで強調されたのは「聖霊による慰め」。バチカンの改革が急務だと感じていたのは歴代教皇だったようだが果たせないでいた。思い過ごしかもしれないが、そんな未解決の問題が念頭にあっての説教だった?フランシスコの名を冠した理由に、アシジの聖フランシスコの清貧と教会刷新が念頭にあったと聞けば、具体的な刷新の内容は知る由もないが、イエスの弟子たちが集う罪びとの集まりであるバチカンにとっていいことに違いないと思う。イエズス会会員がアシジのフランシスコの生き方に倣うとは!これも、バチカンの改革のひとつ和解のため?
今日は一日勉強会。地上の平和(ヨハネ23世回勅)があのキューバ危機を救ったということも知った。1962年?そこでは、戦争を回避するためのいわゆる抑止力は無意味であって、軍縮こそ戦争回避には有効であると説かれている。もっとじっくり読むことにしよう。もうすぐ、改訂版が、出版される。
ともあれ、今日は、あのケセン語訳の聖書で名の通ったお医者さんにバチカンから勲章が贈られ、大使館で授与式。全司教が立ち会う中、大使による日本語を交えての授与式は文字通りアットホーム。
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Re:戦争回避への道
もしもそれが本当なら、カトリック信者として誇らしく、胸を張れる話だと思います。
けれども実際には、キューバ危機は1962年10月の出来事であり、ヨハネ23世の回勅「地上の平和」が発表されたのは翌1963年4月というのが歴史上の事実です。
ですから「地上の平和」がキューバ危機を救ったというのは、不可能な話、ありえない話なのです。
そんな話をもしカトリック以外の人々が聞いたら、私たちカトリック信者は胸を張れるところか、「カトリックは見え透いた作り話をしてまで自画自賛したいのか」と、いい物笑いの種にされてしまうのが落ちでしょう。
酒井新二氏と北朝鮮との関係
http://www.chosakai.gr.jp/news/pdf/2106.pdf
「新聞通信調査会」という団体発行の某月刊紙(全28ページ)ですが、19ページに「会見後の昼食会で金日成主席(中央)と乾杯する酒井新二共同通信社長(当時)」なる写真が掲載されています。
また、20ページには「ダイニングルームの円卓中央にホスト役の主席が就き、右側に主賓の酒井社長」「酒井社長が主席と親しく話し込んでいる間」とあり、この二人の親密さと北朝鮮側からの厚遇ぶりが窺えます。
さらに「平壌側は本格的な書面回答書を作り、それを『金日成・酒井会見録』として国民の学習用テキストに使う考えのようだった。事実、そうなる。」(19ページ)とまで書かれており、酒井新二氏の訪朝団は金日成体制の住民統制に協力的な役割を果たしたわけです。
まさか隣国の独裁政権との癒着を強めることが「地上の平和」の精神だとでもいうのでしょうか。
酒井新二氏は、現在に至るまで長きにわたってカトリック新聞や女子パウロ会の雑誌などの常連寄稿者を務めていますね。
金日成時代の北朝鮮における、平壌の洪龍浩司教をはじめとする多くのカトリック信者の殉教に思いを馳せる時、この驚くべき馬鹿げた状況に暗澹たる気分になります。
Re:戦争回避への道
ご指摘ありがとうございました。早速調べてみました。危機が回避されるまでの経緯を見ても、ヨハネ23世の名前は出ませんでした。そういう意味でも、確かにおかしな話ということになりますね。少なくとも私は、初耳なだけに、唐突な感じもしたしたが、さすがだと単純に喜んだものです。何らかのお返事ができたらいいのですが、真偽を正したいと思います。
Re:戦争回避への道
地上の平和を巡って、小生の理解不足から誤解を招くことになりました。おそらく、カトリック新聞オンラインの下記の頁の解説が正しい講話の内容でした。
http://www.cathoshin.com/2013/07/18/pacem-in-terris/
お答えありがとうございます