教父たちからのメッセージ
世界代表司教会議、といっても馴染みのない人とが多いかもしれない。しかるべき人々のあいだではシノドスで通るが、昨年10月21日から3週間にわたってローマで開催された
会議のテーマは「キリスト教信仰を伝えるための新しい福音宣教」。その時の報告書が日本語になって手元に届いたのは去る2月、だったと思う。
昨日、9日(日)鹿児島教区修道女連盟の総会で3時間もの講演を依頼されたのは、記憶にないほど以前のこと。5月に確認の手紙が届き、やっと重い腰を上げて準備に入ろうとして、はたと思い至ったのが、上記の報告書。グズグズしているうちに5月も半ばを過ぎ、大急ぎで、真面目に目を通した。公文書で、これほど感動したのは、20年以上も前に日本司教団が出した「ともに喜びをもって生きよう」(”ともよろ”で名を博した)以来のように思う。
特に、最終メッセージは14項目からなっていて、文章も素晴らしいが、メッセージそのものが心に迫るものばかりだ。祈りの中で会議が進行したことが伝わるような内容で、何度も読み返した。一行一行に下線を引きたくなるほど、含蓄に富んだもので、単なる評論ではない、まさに教父たちからの愛のメッセージ。何よりも、世界の現実を眺めながら、多岐にわたる領域に福音の眼差しをむけ、新しい福音宣教の必要さが説かれている。誰をも裁くことなく、どんなに容認し難い現実の中にある人々でも「教会の一員であり続ける」と説く、その広大な信仰の広がりを、なぜか誇らしく感じ、そして嬉しくなった。
感想を入れたり、準備を進めるうちに、A4が4枚にもなった。これをコピーして、50名(実際には66名)の参加者に配布するのは、カミガミのない世界を標榜する者としては容認し難い。そこで、久しぶりにパワーポイントを開た。そして、全員にプレゼントしたい!と思いついたのは、なんと黙想会終了前日の6日。急ぎ注文。なんとか当日に間に合ったものの、参加しなかった会員にもあげたいとのことで、今朝、20部の追加注文をして驚いた。残り、25冊だという。
もう少し早かったら全司祭の手に届けることができたのだが…。ともあれ、今日から司教会議。そして、絵画教室作品展(6/10-16市立美術館)初日。やむを得ず遅刻の申請。
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