母の日の昇天祭。昇天祭の祝日に母の日。ま、どちらでもいいが、ミサ後、カーネーションが全員に配られた。信徒総会があると聞いたので、ミサをして、同席させてもらうことに。

それというのも、話したいことがあったからだ。カテドラルの様変わりに信者たちが戸惑ったのは数年前のこと。ある日突然、聖櫃が安置され、赤いランプがともった。「皆さんが戸惑っています。釈明を…」と請われて、「無理もない。では、カクカクシカジカ…」ということで一件落着、という経緯がある。

それからというもの、マリア様の御像にヨセフ様も。それで、聖櫃は中央に。司教座は横にずらした。こうして、すっかり、お御堂らしくなった。

最近のことだが、「中央の十字架にイエス様の御体を…」と巨額の献金があって、今度はボクが戸惑った。かなり大掛かりな工事が必要になるということは以前、その道の人に聞いていたので、手を付けることはすまい、と決めていたからだ。ところが、またしてもつい最近、「みんな望んでいますよ」との進言？に心がはやった。みんなが望んでいるなら、ボクの押しつけにはならない。先ずは、みんなに話をしたいと思った。それで、ミサをして総会で話を、ということになったのだった。

「カテドラルの従来の方針を変更することになるが、ここはやっぱり、祈りの家にしたい。そのためにはそれらしい雰囲気のあるものにしたい。…。」10分ほどのエンゼツの後で、司会者が、司牧評議会で取り上げ、時間をかけてみんなで検討したいと言ってくれた。どんな報告が聞けるか楽しみだ。