有馬神父逝く
パウロの名前をいただくだけあって行動の人。「スピード狂で、しかもいいと思ったら即行動。その薫陶を受けて『やろう会』というのが壮年会にできた。」89歳の神父様より九つ若いという
雨水さんの弔辞は、司祭代表の中野神父さんの弔辞と合わせて、神父さんの人柄を物語ってあまりあった。その中野神父さんの思いでには、やはり運転のことが。「神父様は雨の日でもワイパーもかけずに運転されて怖かった。遠視だったので、窓が汚れていても遠くが見えたのだと思う。」しんみりした聖堂内に思わず笑いが。「戦場にあって、『生きて帰れたらイエスさまに身を捧げたい』との決意をそのまま実現され全うされた。」雨水さんの言葉には頷く人々も。細かなことにこだわらない大らかな人柄に多くの人が駆けつけた。火葬場への大型バスも満員。
声をかけたご婦人の名前が思い出せなかった。確か、30年前、助任司祭の頃の信者のハズ。控えの間でお茶を飲んでいるとき、ふと名前が蘇った。帰りのバスに乗るとき目の前を通りかかった彼女に「タツミさん?」「そうです。まーウレシイ!覚えていてくださって!」かと思うと、「え?司教様?あら、ホントだ」立ち話に振り向くと見知らぬ二人のご婦人。「どなた・・・」「タル・・・」「ア、ホントだ。ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!」神父さまが小さなドラマを二つ下さった。
もう一つある。収骨の直前、同じレデンプトール会会員のキッペス神父さんに名刺をもらった。「イエス あなたのともだち 住所:あなたのそば・・・」 意表をつく発想に驚いた。ナンとイエスの名刺だ。写真のアドレスを開き、一番上の「お問い合わせ」から入るとメールその他で注文できる。欲しい人にはきっと送ってくれると思う。随分前にやはり宣教名刺のことを書いたことがあるが、これは、まさにイエスの宣教名刺。きっと、あなたのそばで目を細めておられるに違いない。
教会に帰ると、まだしっかり熱さの残る壺を庭先の納骨堂に収めた。7:30。夕食にお呼ばれ。そろそろ支度をしなくちゃ。
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