機内でブログ
【5月9日配信のCathNewsAsiaより】去る5月8日(土)ベトナムの首都ハノイのカテドラルでは補佐司教の着座式が荘厳に執り行われた。本来なら喜びの記事になるはずだが今回はまったく違う。
おびただしい数の信者たちが式に参列するどころか教会の外でプラードやのぼりを押し立て「着座式ハンターイ!」と抗議集会。「ベトナム首相認可の元、ベネディクト16世ベトナム司教協議会会長グエン・ヴァン・ノン司教をハノイ大司教区補佐司教に任命」との政府公式発表に信者たちが怒ったもの。お陰で司教司祭の入堂も正面を避けて横の入り口から。新補佐司教の祝福や指輪への接吻もなく退堂も裏口から。
教会当局は前代未聞の出来事と渋い顔。しかし、信者たちの怒りは収まらない。「ヴェトナム首相認可」を繰り返すことで、ベトナムのカトリック教会はいまや完全に共産党の支配下にあることベトナムの司教だけでなく教皇もバチカンも教会活動に際してはベトナム首相に頭を下げる必要がある」というメッセージが巧妙に仕組まれていることを信者たちはちゃんと見抜いていたのだ。「政府の第一の狙いは信者たちの心をバチカンから引き離し」いう論評もある。
ベトナムとバチカンとの関係が良くなってきていると聞いたように思うがそうでもさそう。鹿児島で司祭叙階を受けて初ミサのためから里帰りした新司祭に聖堂でのミサの許可が出なかったのは3年前の話。その翌年、外国帰りの司祭も自由にミサができるようになったと喜んでいたのに今回のベトナム政府のやり方は残念だ。しかし、「許認可」問題は今に始まったことではないはずなのにこれほどの騒動になるからには何か深刻な理由が他にあるのかもしれない。あの穏やかで忠実なベトナムの信者たちが!
WYDに向けての準備始動。第一回目の会議が3:00から。行かなくちゃ。
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