気になる?キリスト教
たまたま新聞の書評で目にした新書本”ふしぎなキリスト教”はボクの立場からすればふしぎな感じのする本だ。
2人の社会学者が、一方が世の人々を代弁するかのような質問を発し、もう一方が明快に答えるという構成。質問する人は、自分で言うのもなんだが、と断りながら、「自分で読んでいても面白くて仕方がなかった」と自賛。
これはキリスト教入門書ではないが、キリスト教をまったく知らない人々にとっては、なるほどキリスト教とはこんなものだったのか、と納得するのかもしれない。というよりも、15万部も売れているということなのでキリスト教について興味を持った人が少な刈らずいるということは、手放しでは喜べないとしても、考える価値はあるように思う。
ボクにとって、この本の面白いところは、信仰とか恵みとかいうことをすっかりそぎ落としてみると、思いもしない結果になるということだ。例えば、神が人間を創造したのだから神にとって人間はモノみたいなもので、神は地球外生命体。そして、三位一体は一神教を堅持するための苦肉の策という理解の仕方は、なるほど信者ではないと実感する。キリスト教を揶揄しているわけではなさそう。
またラテン語だけを使用した西方カトリックは分派を生まなかったが、東方教会は現地の言葉を採用したのでさまざまな派に分かれたという指摘は興味を感じた。「読んだだけでキリスト教が完全に理解できたような気がする」という書評には賛成しかねるが、真のキリスト教を理解してもらうための入り口お役目は果たしているのかもしれない。この本の続きみたいなものが書かれるといいのだが。
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