点滴は効く!
風邪をひかないという自慢話はすでに過去のことになったようで情けない。気分の悪さと悪寒はたとえようもなく、ついに、道向かいの病院へ行くことに。
お蔭で、面白い観察ができた。「点滴をしてもらえる、というので来たんですが…。」待ってましたとばかりに、すぐ点滴、点滴という人がいること。不要です、と言うと怒り出す人もいるということ。第一、この程度の風邪には注射も点滴も不要であること。点滴で風邪は治らないこと。第一余計なお金を使うことになるし…。一番いいのはしっかり食べて安静にしていることです。「良く分かりました。」帰宅して一袋、夕食後に一袋飲んだ。
しかし、気分の悪さと悪寒の程度は増すばかり。ここで、薬を飲んでも一週間、飲まなくても一週間が持論のシスターのことを思い出した。で、今日は服用なし。しかし、そうはいっても、明日はかつての可愛い侍者の結婚式の司式。何としてでもはつらつとして臨まなくてはならない。今日は点滴をお願いしよう!意を決して、再度チャレンジ。
「今日は別の先生ですので1番のお部屋にお入り下さい。」「昨日は、点滴はいらない、と言われましたが、やはりお願いできないでしょうか。」「それは、場合に寄りますがね…。」スコシモッタイブッタ感じ。「咳が二日も止まらないのはおかしいですね。やはりレントゲンを…」エーッレンドゲン?内心叫んだが「お願いします。」「血液検査もした方が良さそうですね」ということになって別室へ。
ベッドに横になると「ではまず、血液採取をします。」ここで意味不明な二人の看護婦さんのやり取りに「…」。「どっちにいれる?トイレの近い方にしたい?」「そうします。」ボクにとって、点滴と言えば、血管が細くて看護婦さん泣かせ。手首に近い方だと血管が盛り上げっているのに、といつも疑問だった。そんなことを思っていてふと気が付いた。細い血管から入る量と太い血管から入る量とではやはり違いがあるらしい。太い方にさすとそれだけ早く多くの量が流れていく。それだけトイレも近くなる。なるほど、若い方が手首に近い方を選んだことと、トイレがつながった。
それにしても、今日の先生、昨日の先生とは大違い。たかが風邪の患者にレントゲンから血液検査と、素人目にも診療費がかさみそうな手を打たれたものだ。それも、間もなく解せた。先生の胸の名前が病院と同じだった!
今日は点滴だけ。間違いなく、昨日よりは数十倍もまし。「点滴だと力はつきますがね。」そして付け加えた欲しかったのは、「力が付くと回復も早いですから。」これを教えたのは賄のおばさんだった。
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Re:点滴は効く!
Re:点滴は効く!
Re:点滴は効く!
ご忠告ありがとうございます。おっしゃる通りです。この7,8年というものは風邪と言えば一回か二回。薬を飲んだことなく回復。そんな経緯から、ますます自己過信していました。70歳になった途端、しばしば風邪をひくようになったので、たんに不摂生だけのせいではなく、体力の劣ろえをも素直に認めながらいこうという気になってきました。これからもご指導ください。