登山・ご昇天・葬儀
一日ずれると賞味期限切れの感じもするが昨日の中岳登山はまるで高地トレーニングだった。
というのも、7:00の通夜が気になったので遅くとも5時ごろまでには帰り着きたかった。マイペースのみんなと一緒では間に合いそうになかった。みんなには申し訳なかったが先を急いだ。
ピンクの可憐なミヤマキリシマは少し盛りを過ぎていたが、高千穂の斜面がうっすらピンクがかかっているのはそのせいだと誰かが教えてくれた。折りしも土曜日とあって、しかも快晴。山がこんなにもごった返すものかと驚いた。最後の急坂までは一気に行った。1345mの標識にタッチしたのが12:40分。ほぼ50分かかったことになる。それにしてもなんという人ごみ!お花畑を背景に写真に納まる人々、向かいの高千穂にうっとりする人々。弁当を広げ笑いの絶えないOLのグループ。みんなと同じように草原に腰を下ろし高千穂を眺めながら汗を乾かした。
ふと見ると足元に可憐なリンドウが。「すみませんシャッターを・・・」「ハイハイ・・・ではイキマース!・・・ところで、どちらから?」「多摩です。」「東京のですか?」「そうです。」・・・「タマと言えばだれでも東京の多摩であることは聞かなくても分かっていることが前提になっている」と感じたほどにアッサリした返事に少し戸惑った。気の合った仲のいいゆったり年金生活エンジョイ派といった感じで気さくで明るい人たちだった。
20分ほど待ったところで二人がやってきたが、結局弁当も食べずにそのまま一足早く下山することに。「すみません。急いでいるものですから・・・」何組ものグループを追い越した。「急行でーす!」と前の仲間に知らせてくれる人もいたりしてみんな気持ちよく道をあけてくれた。河原まで丁度30分。滂沱8ぼうだ)たる汗はまるで10キロラン。みんなとホテルでゆっくりすることはできなかったが久しぶりに顔を見ることができたので良かった。それにしても行くときのバスの中でのあの和気藹々さはやはり気の置けない仲間たちだ。それとも年を取るとみんな善良になるのかな。
今日、主の昇天の当日というのも印象に残ったが、ほとんど身内だけでの家庭葬儀ミサも奄美以来だ。正座に自信がなかったが何とか持ちこたえた。静かで落ち着いた送りだった。初対面の子供や孫たち。sindui(ローマ字読み:親戚)の輪がまた広がった。
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