純心短大入学式
卒業式の華やかさとは打って変わって、真新しい紺の制服に黒の靴と地味。それでも、控えめだが髪を染めた人もいて、つい先月までは高校生だったと思えないほどに大人びて見えるから不思議だ。
聞くところによると、純心高校の卒業生は十分の一ほどだとか。ということは、来賓あいさつで、マリア様の優しさと共に強さも学んでほしい旨の話をしたのだが、聖書の話など“初耳”だった人がほとんど?どの程度分かってもらえたものか。
マリア様の強さと言えば、あのなれかしを頂点とすること、なれかしはシスターや教会の人たちの合言葉みたいなもので、「お言葉通りこの身になりますように」という意味でビートルズのあのLet it beであること。
「心配事があるときは、お母さんのマリア様がやってきて知恵の言葉をささやいてくれる。“Let it be”。どうしたいい分からなくなったらマリア様が目の前に立って知恵の言葉を語ってくれる。“Let it be”」(個人試訳)。
いずれにしても、誰にも相談しないで「なれかし…」と即答されたこと。しかも、遠くに住む親戚のおばさんの不思議な身ごもりの話を聞いて、150キロもの道のりをものともせず急いで出かけたこと。さらに、家畜小屋での出産、エジプトへの逃避行など。何よりも、十字架上で息を引き取る我が子の最後を見届けたことなどなど。
だんだん宗教のクラスのようになったので自分でも少し焦ったが、構わず話し続けたものの、「みなさんがお医者さんから何カ月目と言われたら、どう…」と言いかけて思わず飲み込んだ。
マリア様が、こうした波乱に富んだ人生を乗り越えることができた魔法の言葉がLet it beだった(ニチガイナイ)。子供のイエス様との間でも何かあるとLet it beが親子の合言葉だった(ニチガイナイ)。
十字架刑を前にしての苦悶の中での祈りでは「この杯を私から過ぎ去らせてください。しかし、…御心のままに。」十字架での最後の言葉も「私の魂を御手にゆだねます。」これらは、マリア様から学んだイエス様の“Let it be”。
これから始まる二年間が、皆さんの未来の子供たちにもこの知恵のことを語るための良い準備となるように。そして、皆さんの毎日が希望に満ちた輝く日々であるように祈ります。あれ、なんだか挨拶のおさらいになってしまった。
*Mother Maryは、実は、Let it beの作詞者ポール・マッカートニーのお母さんMaryのことだという。しかし、彼女もマリア様から学んだことは確かだと思うのでこだわらなくていい?
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