終生誓願式
24日(月)聖パウロ大聖堂で感謝ミサ。印象的なのが、みことばの祭儀。奉納行列とまったく同じ要領だが、
こちらは聖書を高く奉持しながら、しかも踊りながらの行列は圧巻。ミサの中心は二つ。いけにえの祭壇とみことばの祭壇。余談だが、ベトナムの教会にはご聖櫃とみことばの聖櫃が両脇に、しかも同じ高さで安置されている。今回のもことばの奉納は、そういう意味で、感動的だった。みことばを聴く準備としては最高の演出。みことばを聴くことは最高の喜び、そんな感じがよく伝わった。
もう一つ印象深かったのはなんといっても奉納行列。参列者も、民族衣装に身を飾った奉納者たちの華やかさに引かれてカメラ片手に前方につめかけ、さながらミサ中のメインイベント。ザベリオ会員が働く国の代表者がそれぞれの国を代表する物を奉納。これは、本部と派遣国の一致を象徴する麗しい典礼の姿。
聖コンフォルティ司教が終生誓願を立てたのも司教に叙階されたのもここ。そんなゆかりの教会ということもあって、国籍の違う9名の終身誓願と宣教地への派遣式もなされた。一人ひとり総長の前に膝まずき、両手をとりながら、各自の言語で誓願の言葉が述べられ、それが終わると立ち上がってハグ。とても感動的だった。十字架を教科書として修行に励むようにと弟子たちを諭したというレデンプトール会創立者聖アルフォンソに習い、十字架から多くのことを学んだ聖人の道を歩むようにと、各自に大きな十字架が手渡された。まだ幼い子供のいる若い夫婦もボランティアとしてアフリカに派遣された。
お昼の後アッシジに移動。バス三台のうち一台には司教がいないというので、大阪グループへ。高速に入って黙想。聖コンフォルティ司教様の霊性が十字架に始まったと知ったので、いつもの”十字架からの遺言”を紹介。「今朝はまだ眠い!」との声も聞かれたので何人の人が聞いてくれたのか分からないが、どこかの小教区の黙想会みたいだった。最前列での顔の見えない話は後ろ向きで歩いているような不安にかられた。その後、ロザリオ。やっと巡礼らしい雰囲気になった。アッシジ到着後、閉館前のポルチウンクラ訪問。
久しぶりにインターネットのできるホテルでブログ更新。
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