午前10:00、聖香油のミサ。洗礼志願者に塗る油、病気の人に塗る油、そして洗礼や堅信、叙階の秘跡に使われる聖香油。

新司祭3人が加わったせいで昨年より多めの司祭。この時期、大学高校で教える司祭たちは欠席を余儀なくされるのがつらい。

このミサは、油の祝福のためだけのミサではなく、司祭の約束の更新がなされ、司祭団の一致が見える形で示され、永遠の司祭に上げられたことを祝う日なのである。

「あなたがたは福音の宣教とカトリック信仰の伝道によって、神のことばの奉仕者としての務めを忠実に果たすことを望みますか。」「望みます。」「あなたがたは、ご自身を私たちのために清いいけにえとして父にお捧げになった大祭司キリストに日一日と固く結ばれキリストと共に自分を人々の救いのために奉献することを望みますか。」「神の助けによって望みます。」「私と私の後継者に尊敬と従順を約束しますか。」「約束いたします。」今日は、こんなやりとりで交わされた約束の更新日というわけ。

式文の注には、「説教の中で、司教は、司祭がその勤めに誠実であるようにさとし、…」とあるので、今日の説教はもっぱら司祭たちに向けたもの。どんな思いで聞いてくれたことか。早速、「耳が痛かった」との感想が聞かれたが…。

夜の最後の晩餐の記念のミサは暑くて大汗。弟子の数だけの洗足式も大変だった。「午前中は司祭たちにチャレンジしましたが今夜は皆さんに。」まず、聖書朗読の時は一緒に読まないで、朗読者を見てできるだけ聴くように。読書会ではない。チャレンジその②は、1000人の教会だから、毎朝のミサに朝晩合わせて50名。教会が元気な韓国、ベトナム、フィリピンでは毎日のミサは当たり前。韓国でも、ミサに与って仕事や学校に行くのは当たり前。

鹿児島でもそうなるといいな。新しいレジェンドの始まりを期待したい。