自由への道のり
4人の司祭と3人のシスターを鹿児島に送ってくれているベトナムは、今や東南アジア諸国の元気印。訪問するたびにそのバイタリティーには目を見張る。
おびただしいバイク集団が広い道路を占拠する光景は壮観だ。そして、まばらになった頃合いを見計らって横断開始。「歩き続けるのがコツ」のあのスリル。「バイクがよけてくれる」ことを真に受けて踏み出す一歩の怖かったこと。信号を設置して車の流れを悪くするようでは効率が悪い!各自が身の安全に責任を持ちながらとにかく急がねば!そんなメッセージが聞こえてきそうなほどだ。その現象こそが活気に満ちている姿には違いない。
同じような現象は、教会でも。お御堂の外までも溢れるミサ参加者。まるでどこかの観光地のお土産店並にごった返す品揃え豊富な教会売店。順番待ちの司祭、修道者志願者たち。日本の教会にとってはまさに垂涎の的だ。教会も自由への道をバイク並みにひた走り、かと思いきや、今日配信のUcanews。
そんな元気な姿を見ると不安になる人々がいるのだという。そして、今も続く人権侵害。出稼ぎで海外に出る人を待っているのは、契約無視の搾取。国内では、黙々と働く善良な市民であろうと主義の違いは認められず、ましてや宗教の自由はかなり限定的。迫害も。そうは言っても、かつてに比べて自由度は飛躍的に上ったと思われる。
自由主義諸国からの帰国司祭はマークされ、人権問題に関わっていたということで暗殺、という事態は今はない。現に、鹿児島の二人は旧正月を祝うために帰国中。家族団らんを楽しんでいるに違いない。
今日は、パウロの弟子テモテとテトスの記念日。パウロに倣って「父である神と私たちの主イエス・キリストからの恵み、憐れみ、そして平和があるように」(手紙冒頭の挨拶)と祈るばかりだ。
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