苦難の中の明暗
11月8日、新司祭7人誕生!日本でのことではない。ましてや、鹿児島のことでもない。いやいや、元気印の韓国でもない。何と、今最も悲惨な状況下にあるあの台風30号の直撃を受けて壊滅的被害を受けたレイテ島でのことだ。
タクロバンは州都で、新聞テレビの報道でおなじみ。人口約22万人。パロはそのタクロバンから12キロというから町の郊外?レイテ島は人口190万。パロ大司教区の下に4教区があって、80~95%がカトリック。マニラから南下すること車で13時間余り。フェリーを二回乗り換える。
町の95%の建物が何らかの被害を受けたというパロでの叙階式。「私たちはすべてを失ったが、信仰は以前よりも強くなった。どんな試練であろうと、嵐や台風であろうと、イエスへの信仰に生きるという信念を壊すことはできない。今こそそれを行動で示すべき時。」さすが、教区書記長司祭の言葉が頼もしい。26日配信のUcanewsより。
レイテ島は、第二次大戦でアメリカと直接対決して、戦死者は8万人にものぼったという。そんな悲惨な歴史を持つレイテ島が再び世界の注目を集めている。各教区で台風被害支援の募金活動が始まった。鹿児島教区では、各小教区で対応することになった。レイテ版“それでも”で頑張ってほしい。
とは言っても、シリア難民のことも心が痛む。シリアはイラク戦争の時だったか、140万人もの難民を受け入れたという。また、イスラム過激派に対して国を守ろうとしている戦いだと聞けば、シリア情勢の複雑さに戸惑うばかりだ。それにしても、幼い二人の子供の将来をおもんばかって国を脱出したのに、その二人を海難事故で失った父親の「私には絶望しかない」という言葉が胸に刺さった。「アンタの“それでも”、ナンボノモンヤ!」と言われているようで言葉を失った。
なんとか道が開けてくれたらと祈るばかりだ。
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