誓願式
レデンプトール女子宣教会誓願式。小さなチャペルは姉妹会員はじめ家族や兄弟会の司祭たち6人をはじめ、関わりのある人たちで一杯。50名?
18年ぶりの誓願式というから喜びも一入(ひとしお)だ。かつての賑わいはないとしても、司祭や修道者を志す人が皆無ではないことにホッとする。しかも、「カトリックの信仰を知らない」(誓願者談)家庭からと聞けば、誰も予想だにしない環境の中で、奉献生活に密かに憧れを持つ人を見落とされない神様ご自身の働きが光る。それもさることながら、清貧、貞潔、従順というこの世の快適な生活設計とは相いれない人生に魅力を感じる人がいるという現実を恵みと言わずしてなんと言おうか。家族といえども「おまえが幸せになるなら」と認めざるを得ない。
「お前は司祭になるのではなかったのか?こんなところで何をグズグズしている!」という声にハタと立ち上がった二十歳の時。「神がかりみたいなことを言うな!」「男子、一夜の夢に取り乱してはいけない。」そんな家族からの叱責や説得に、むしろ「自分の人生を初めて自分で選んだ」ことに歓喜すらしていた。そして、選びが想定外であればあるだけ身内というのは、たとえ信仰を持っていても、パニックになるものらしいと知った。
横道にそれたが、彼女の母上にしても妹さんにしても、カトリックとは無縁なだけに、どんな思いでミサに参列し、どんな思いで盛大なパーティーに参列されたのか、親しく話す人もなく終始無言のお二人が気になった。何よりも、パーティー前のあいさつで、お二人が少しでも安心できるような一言すら口にしなかった自分を責めた。ともあれ、彼女が橋渡しになってくれることを祈りながら期待したい。
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