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課題は海を越えて

作成者 admin投稿日 2008年11月12日 21時35分 最終変更日時 2008年11月12日 21時35分
黙想の家正面

ジョウビタキ?

移住者の神学

移住移動者の神学。初めて聞く言葉だ。オーストラリアで働く司祭の講義二時間。おおざっぱに自分なりに理解したことを書き留めておくのは意味がありそう

今日の移住移動者の司牧を考えるとき、単に、やさしさや親切のレベルでないことがはっきりした。そうではない、「オプションはない」と断言したほどに「ねばならないこと」というか、「当然」のこと。その根拠はもちろんイエスご自身の教えと体験。

あのザアカイの前に立ち止まりそのお客になったイエス。人々から疎まれたザアカイは差別された人だった。放蕩息子のたとえ話の弟は、自ら招いた失態とはいえやはり救いを必要としている無力な人間。イエス自身、十字架上でちりあくたのような扱いを受けた殉教者。そんなイエスを信じる者として、「移住移動者」に対してどう関わればいいかは言を待たない。

しかし、今日の講義で最も印象深かったのは、イスラエルの民が、いわゆるよそ者に対してとった応対の仕方の変遷。民としてまとまるまでよそ者は単に恐れの対象。しかし、特に約束の地に入っていくときに見られる征服と排除の対象としてのよそ者。さらに民が成熟するにつれよそ者が件付きで共生をゆるされる者へと待遇改善。しかし、よそ者が無条件でイスラエルの民の一員となることは決してなかった。

イスラエルの民は、自らの体験を通してよそ者とどう関わればいいかを学んでいった。ここに、移住移動の問題を考えるとき、イエスを待たなければならない理由がある。つまり、教会にとって、個人の体験の問題を超えてもっと普遍的な価値を持つ体験、つまり、イエス自身の体験に基づかない限り個人的な好みの問題に矮小化される危険がある。

日本側から提示された資料で鹿児島教区に1800名の外国人がいることがはじめて分かった、また、韓国側からの資料で日本から韓国に移住する日本人の99㌫が統一教会の結婚によるものだと聞いてビックリ。

ともあれ、日本だけの問題というのもうない。そんな実感を深くした一日だった。さて、個人的な好みの問題ではないとすれば、鹿児島教区での取り組みを今後どう展開させるべきか。

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