諸宗教対話研修初日
6時起床。6:45野外で朝の祈り。祈りが終わる頃日の出。神を褒め称えながらザカリアの賛歌。
さまざまな小鳥のさえずりに囲まれての祈りはまさにフランシスコの世界。フランコ神父さんのゆっくりした導きで詩篇の心に分け入る。かなり冷えたが、5度?至福のひと時だった。まだ一晩過ごしただけだが、こんな時を年に一回もてたらいいと思った。
午前中は神道についての学びに続いて「諸宗教対話の可能性」。公会議後に推奨されるようになった諸宗教対話。実は2世紀の教父たちに遡ると聞いて驚いた。その代表格がユスチヌス。かれは、古代ギリシャ哲学の賢人たちを学びその結果キリスト教を準備するものと理解した。諸宗教対話の萌芽。さらに教父たちはローマ帝国という権力に対してキリスト教を擁護し説明する必要に迫られた。防御としての対話。
こうした2世紀の教父たちの他者に学び、一方では自らの信仰を明確に説明する姿勢を公会議後の教父たちが高く評価。講話の後の「みんなの時間」では時間を超過するほどに活発な発言が相次ぎ司会の司祭を困らせた。
1時半藤崎神宮に向けて出発。約一時間半のドライブ。対応に当たったのは若い神主さん。御神体を守る狛犬がエジプトのスフィンクスを源流とするという説明には思わずうなってしまった。沖縄のシーサーもそうだという。そして、鳥居は日の昇る東を向き、スフィンクスも東を向いている。また、輪廻思想の仏教にお盆があるのは明らかに「神道からの借り物」という説明にも納得。
「神主さんから私たちに聞きたいことは?」「臓器移植について個人的には親からもらった大事な体の一部を他人に与えるというのには・・・」との戸惑いや「命の尊さを若い人たちにどう伝えるか・・・」若い神主さんの宗教家としての真摯な姿に感銘を受けた。諸宗教一丸となって取り組むべき課題は多い。読書が好きでマザー・テレサの本にも感銘を受けたと聞いてシスターの一人は「とても嬉しい!」
給水施設の不具合で今日もシャワーなし。それでも充実の一日に感謝。
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執筆しているときには、すらすらと文章が出てきます。しかし、しゃべると思考が止まってしまうので、困ったものです。
御健勝を祈ります。2009年3月3日(火)