諸宗教ネット対話①
注文した「新釈法華三部経」が届いた。表紙を見ると⑩仏説観普賢菩薩行法経とある。どうやら、全十巻の最後のものらしいと分かった。
ともあれ、早速ページをめくった。この経典は「懺悔(さんげ)経」とも呼ばれるそうで「懺悔」についての解釈が興味深い。①誤りを自覚する。②それを改めることを心に誓う。③正しい道へ向かうことを努力する。
少し前の信者なら直ぐに思い当たるに違いない。そうなのだ、赦しの秘蹟。①良心の究明―子供の頃、「天主の十戒」に従ったおびただしい罪の個条に溜め息をつきながら、まるでレストランのメニューを選ぶように、「今日はこれとこれにしよう」と「無難そうな罪」を選んで究明を終わる。②せんぜん(漢字不明、つまり意味不明)の決心―二度と同じ過ちを犯さないと決心すること。「大変そう」だったが、「軽く決心」して告白場に向かった。③償いー判決は「ロザリオ一環」だったりした。
ところでこの③が懺悔経と大きく違う。もっとも、司祭が諭しの言葉をかけるとき日常生活でのありようについて努力するよう促すのだが、償いの祈りを済ますと放免された感じがしたものだ。「正しい道へ向かう」具体的な「修行」の方法を学ばなかった。カトリックののんびりしたところでそれはそれでいいと思うのだが・・・。赦しの秘蹟(懺悔)の前に「復活祭前に告白しました。罪の償いを果たしました」と報告がなされることからしても日常生活での「修行」がいかになおざりにされたか分かるというもの。
昔の修道院では自室でわが身に鞭を当てる「鞭打ち」という修行があったと聞く。しかもその時間になると院長さんが見回りにやってきたのだという。頭のいい人は壁をたたいたという笑い話めいたことを聞いたことがある。そんな時代に帰りたいとは思わないが「本気で信者らしくなる」秘策はないものかと思うこの頃だ。
もう少し届いた本を元に我らが伝統信仰との対話を続けてみたいが、今日はこれまで。
そうそう信者の歯科医院で「歯根が浮き出している割には歯茎がしっかりしている」とお墨付きを貰った。なんだか嬉しかった。
※Facebookユーザーはコメント欄への書き込みもできますので、ご利用ください。
【お知らせ&お願い】 サーバーの制御で最新号が表示されないことが時々あります。
最新号でないかもと思われる場合は、それでもBlog!最新号の表示をクリックしてください。
ロケーションバーのURLの末尾に/(半角のスラッシュ)を挿入後クリックすることでも同様の効果があります。
- カテゴリ
-
できごと
- 固定リンク
- ¦
- コメント (0)
- ¦
- トラックバック (0)
- トラックバック用URL:
- http://sdemo.net/pken/Blog/8af85b9765598a8c4e0a5bfe8a711/tbping