道はるかでも・・・
午前中絵画教室。読書合宿の合間の息抜きに丁度よかった。今回もアジサイということだったので前回のアドバイスを思い出しながら構想を練った。
しかし、教室に飾られたのは花瓶一杯にあふれた大きなひまわり。大輪の花もさることながらたっぷりとした葉の豊かさを描きたいと思った。「おいしいもの(花)は後から」のアドバイス通りはよかったのだが葉の立体感を出すのが難しい。「絵は描こうと思うな。絵は作るもの」の境地を目指しているつもりでもまだまだ。「絵を描くのは無責任。あるがままを書こうと責任を感じなくてもよい。」先生のこの自由奔放さがたまらない。「絵は作るもの。無責任」がアタマの中で繋がった。今日の収穫としよう。それにしても、いつになったら自由奔放な色使いを楽しむことができるようになるのか。道遠しの感ひとしお。
奔放と言えば、回心後のパウロがここを先途(せんど)とまさに獅子奮迅の働きをした地中海世界。そんなパウロが好きだった父が36年前の司祭叙階式に詠んだ12首のうちの最後の一首。
l 身は独りに成り果つるとも 踏みこえてひるむことなかれ パウロの如く
思いがけなくも、今日、そのパウロの御像が届けられた。霊名のお祝いにと、奄美出身のシスターの手作り。実は、この父の歌を思い出しながらアレオパゴスのパウロ(使徒17.22以下)を製作したのだという。早速お礼のはがきをしたためた。
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