長崎教会管区会議
日本の教会は大きく三つに分けられていて、東から、東京教会管区、大阪教会管区、そして鹿児島教区を含む九州・沖縄の長崎教会管区。いずれも大司教区。
こうした区分けの目的は、各管区内で共通の課題に一緒に取り組むことで、司牧宣教のより良い実りを上げるためであり、司教同士の密接な関わりを促進するため、と教会法典にある。
前置きが長くなったが、その長崎教会管区の会議が昨日今日の二日間、福岡で開催された。主な内容は、これまたなじみのないことかもしれないが、長崎コレジオが来春から福岡に移転することから、宿舎の問題や神学生の指導に関することなど重要なものばかり。
日本には教区司祭養成のための中学一年から高校三年までの小神学校と23歳から35歳までの大神学校がある。前者は長崎で、後者は福岡と東京の二つのキャンパスで学ぶ。年齢制限はあくまで原則。小神学校を卒業したら、まず大学で四年間学び、それから大神学校ということになる。この四年間を神学生として過ごすのがコレジオ。
建物は、修道院跡を譲り受け、改築工事が進行中。司教館のすぐ近くの閑静な住宅街。神学生としての生活を維持するために、通学時間は一時間以内と制限される。配布資料には初めて目にするような名前の大学も多く、福岡がいかに大都会であるかを実感。神学生としての生活や信仰養成に関するガイドライン作成は逐一読み上げながらみんなで検討するという時間のかかることで大変な作業だった。
こうして受け皿は整いつつあるが、来春からの入学者は今のところ鹿児島教区の神学生が一人。すでに長崎コレジオで学びながら地元の大学に通うもう一人は2015年の閉鎖まで、つまり卒業まで長崎で過ごす。小神学生も先細りとなれば、小神学校志願者増は喫緊の課題。主任司祭たちの頑張りと祈りが期待されるところだ。
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