８:３０迎えの車で霧島へ。途中小雨が降ったり不安定な天気。しかし、霧島方面は明るく希望が増した。案の定、待ち合わせ場所の霧島神宮に着いた時は快晴。

全員そろったところで都城方面に10分ほど走ったキビ畑（サトウキビではなく黍団子のキビ）に上がると正面に遮るものもなく高千穂の峰が悠然と晴れ渡った空に聳えていた。いつもの峰とはずいぶん違う姿に別の山かと思ったほどだ。頂上も丸みを帯び、馬の背もなだらかで秀麗。一同歓声を上げながら早速取り組んだ。

幸い、公民館らしい建物のせいで寒風からも守られ陽だまりの中であっという間に2時間が過ぎて昼食。晴れ渡った空の下まるでピクニック。着込んでいたものを脱ぎだすほどの陽気。早速、Ｍ女史お手製の発芽玄米海苔巻きおむすび弁当に舌鼓を打っていると、いつものように持ち寄り交換会となり、食後には好物のアップルパイも。旅行のお土産も披露され、お互いにどこにいても心に留め合う絵画教室共同体が育ってきているようで麗しい。確かに気持ちのいい人たちばかりだ。

食後さらに一時間。陽気のせいか、今日は全員お褒めにあずかり、中には「ホームラン！」の太鼓判を押された人もいて、先生もご満悦のご様子。前回は酷評をいただいたので落ち込んだが、今日は少し挽回し、やる気が戻った。しかし、道はるかの思いも深くした。いずれにしろ楽しかったのだから良しとしよう。

帰りしな例の格安青果市場でりんご、にんじん、サツマイモを買う。食堂に上がり、まかないのおばさんの目の前にドサリと置いて値段を言ったら目をパチクリさせて驚いた。