ME、新たな取り組みへ
昨日2日午後、関東のME合同コミュニティーに初めて顔を出した。「今、あなたに伝えたいことは何か。それはどんな感じか。」分かち合いの質問が出されている最中に入室。
今回の集いは、5月17日(金)~19日(日)、東京で開かれるMEに向けての準備会なのだが、会の始まりは分かち合いから、というのがME。初対面、久しぶり、懐かしい、みんな該当者。中には、配偶者に先立たれた仲間も二人。婚姻の秘蹟の永遠性をを全員で再確認。
明けての今日は、来る16日(土)-17日(日)、やはり、東京で開かれる養成プログラムの打ち合わせ。昨日のMEは上京ついでの特別参加。ともあれ、アジア会議のテーマ、「聖性における成長」の日本語バージョンをやろうというわけだが、これまでに取り上げたことのない未知の領域。修道者の養成ならいざ知らず、一般の人が「聖性において成長する」と聞いたら、「なんのこっちゃ?!」で終わってしまうかもしれない。
しかし、聖性への招きは修道者や司祭のためだけではなく、洗礼を受けたすべての人に向けられたものであることはすでに第二バチカン公会議の教会憲章で確認されている(cf#39-42)。そうはいっても、やはりピンとこないに違いない。そこで、聖性とは何か、から始まって、聖性に対する誤解、そして、聖性に至るステップなど8項目にわたって興味深いテーマが展開される。
例えば、「1. 神中心か?いつでも自分が中心なのかどうか。そのような場合は、すぐに緊張したり、否定的で批判的になりやすい。神中心であれば、他人の良い点を見ようとしたり、喜んで神の計らいを受け入れようとしたり、試練や試みの最中にあっても神に信頼しようとしている。」5段階で自己評価することになっている。
日によって違うかもしれないが、この例を見るかぎり、信者としての自分の立ち位置が見えてくるのではないだろうか。そして、聖性と言っても、信者とは無縁の浮世離れしたことではなく、むしろこの世をより信者らしく生きる指針が示されるプログラムなのでチョウお勧め。
今日見た眼下の富士は、雲海に浮かび、真っ白な前回と違い、黒い肌が縦縞状に広がり、まるで北斎の絵を見ているようだった。
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