１４日水曜日。午後十時前。ジョンとスザンナとの久しぶりの再会。ビールを飲みながら、この前会ったのはいつだったかという話になった。４年か５年前？そんなにはならない。孫が生まれたときだったから、３年半前だ。ジョンの記憶を辿ると・・・。

確かに、そういえば、そんな事情でスザンナが取り込んでいるのでジムとカルメンの家にということになったのだった。その孫も３歳半になり、今では二人に。アメリカで勉強していた長男も帰国し、更に姪御さんも同宿することになり、昔の四人での生活が戻ったようだと言う。そのジムとカルメンにも会いたいと思ったが、二人は長男の案内でインドのコーチンに旅行中だという。そういえば、つい最近、ジョンとスザンナは、もう一組のＭＥ仲間のトムとセシリアの四人で北海道旅行に行ってきたそうで、その話で持ちきりだった。

ラーメンが一杯千円したこと。どんぶりが大きい割には麺が少なかったこと。しかも塩辛くて後で一杯水を飲んだこと。せっかちのジョンが身振り手振り、顔をしかめながら早口でまくし立てた。スザンナは笑いながらソウソウ！思わず一緒に笑ってしまった。しかし、紅葉がきれいだったこと、ホテルの人たちの接客態度は丁寧ですばらしかったことなどなど。後は、日本を褒めちぎっていた。

小さな国の老後の生活の豊かさを感じたひと時だった。

ブログを書き上げて１２：３０就寝。明け方の激しい雨と風。寒く感じるほどの涼しさ。思わず毛布にくるまった。

朝食はホントにパパイアだけで良いのか？パンは？ボクは良いから、二人はどうぞ。いやいや同じにしますよ。健康談議をしながらの朝食も楽しかった。締めくくりは、看護婦のスザンナの血圧測定。そうこうしている内に雨も止み外出することに。先ずは、二人が所属する聖家族教会訪問。シンガポールで一番古い歴史を持つ教会で、マラッカ教区の一部だったらしい。ザビエルの少し後の頃らしい。数年前に全面改築したとかで昔の面影をたどることは出来なかった。シンガポールの教会は今も成長を続け、幼児洗礼を含めて毎年数千人の増加だという。しかし、司祭召命は減少の一方。ベトナムから来てもらったら？ダメダメ！外国からの宗教家の招聘は許されていない！補充が利かないのが問題。マレーシアも同じ。ジョンが顔を曇らせた。

ベジタリアン昼食のあと、新装なった植物園でランを満喫。そのうち、アルバムに公表予定。お楽しみに。夕食はマンション協議会の会長を務めるトムを除いて、ジョー神父さんも加わって７名で賑やかに海鮮。と言っても、辛みの付いたソースをたっぷりかけたようなものばかり。それでもカニに魚に海老その他。大いに食べ、語り、かくして、ＭＥの仲間達との思いがけない出会いと会食でシンガポールの夜は更けていった。