台風による激しい雨が早朝から路面をたたいていたが、やがておさまり、傘は持参したものの、司祭館―電停―教会、いずれも傘不要の曇り。
「県外の方?」「市内です。」「どこまで行きやっとナ?」「教会。」「エー、物見の塔ナ。」「カトリック教会。」隣に座った話好きらしいおばあちゃんの質問攻めに合っているうちに「終点です」に救われた。
今日一日はレデンプトール会の創立者聖アルフォンソの祝日。1787年8月1日に帰天したしたことから8月1日を彼の祝日にした。来年、カナダ管区との合併により、日本準管区となることから、創立者に感謝するとともに新しい歩み祝う意味で今日の集いとなった。
ミサ後、盛準管区長が「これまでと同じです。私たちは逃げたりしません。働きの場が日本全国に広がるだけなので誤解しないでほしい」と管区再編について説明した。
レデンプトール会が鹿児島での宣教を開始したのは1953年。鹿児島宣教を巡っては、前管区長のハンマ神父さんがエピソードを交えながら楽しく話してくれた。今日の話は、いわゆる箇条書きの年代史に味付する貴重な会員の思い出として記録したらいいと思った。
レデンプトール会が担当する各小教区からはバスを仕立てて大勢の信者たちが参集したが、あいにくの台風襲来で、離島からの出席は叶わなかった。しかし、91歳の池上終身助祭からは徳之島宣教にまつわる体験談が感謝と共に寄せられ、シスターが代読。感銘深いものがあった。
正式な日本準管区発足祝賀式は来年1月5日東京で。
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