司祭大会の講師を務めた森司教の著作からの分かち合い

教皇の言葉から

教会は市場のようになればいい?

教会は市場のようになればいい?

森司教様による教皇に関する二冊の著作がある。今日紹介するのは、教会を知らない一般の人々のために書かれたもので、”教皇フランシスコの「いのちの言葉」”。一読をお勧めしたいが、その障りの部分だけ紹介したい。2013年イエズス会発行の機関誌のインタビューから引用されたもので、つぎのようにある。「重傷を負って病院に担ぎ込まれる人に向かって、コレステロール値や血糖値を尋ねても無駄。まず傷をいやすのがだいじなことだ」(28頁)。

ご家族の連絡先は?

無数の漁船。新鮮な魚介類を提供してくれる

無数の漁船。新鮮な魚介類を提供してくれる

今日のこの言葉を読んだとき、司教になったばかりの頃の事件がよみがえった。ある晩のこと、楽しい会食を終わって外にに出た仲間の一人が突然倒れて気を失い、大量の鼻血を出した。慌てて救急車に来てもらった。そして、もう一人の仲間が同乗して「イザ病院へ」。「やれやれ」と見送ろうとしたら、救急隊員の一人が近寄ってきて尋ねた。「ご家族の連絡先を教えてください。」思わず叫んだ。「大量の出血で死ぬかもしれないというときに、のんきなことを言わずに早く行ってください!」幸い、素直に従ってくれたのだが…。

石のような規則

小鉢の中のメダカ窮屈だろうに

小鉢の中のメダカ窮屈だろうに

本書には、「石のような規則を押し付けてはなりません」(29頁)という言葉も紹介されていて、思わず頷いてしまった。教義が人を縛る規則みたいになっている現実は確かにある。「罪にならないか、許されているかなどなど」。そういう気づかいは必要だとは思うが、教会は、お寺と違って敷居が高いと言われるのは、無意識の壁を作っているからかもしれないとは思う。そう意識しながら、お隣ご近所との円満なお付き合いが求められている。「私は石の心を除き、肉の心を与える」(エゼキエル11.19)というみ言葉もある。心したいと思う。

 

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☆神に仕える身でありながら、カミガミ(紙々)の要らない世界を標榜する人間の一人として、電子メディアに自分の思いを綴ることは大きな喜びです☆本を書かない代わりにここでいろんなことを書いてみたい。

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