柄にもなく

ああー、平和だー。日本はどこに行こうとしているのか。まさか、本気で戦争のできる国にしたいと思。しかし、「国を守るためには少々犠牲者を出しても仕方がないではないか。」国会討論を見ているとそんな声が聞こえてくるような感じがしてならない。

しかし、NNN(ニッポン ニュース ネットワーク)が5月15日~17日に行った世論調査によると、内閣支持率は支持が43.5%。支持しないは37.7%。なんだかほっとしたが、残り18.8%の人々の考えが分からないのが不安。今の内閣が、何をしようとしているのかが良く分からないということなのか。いずれにしろ、この18.8%の人々がすべて不支持に回れば、憲法は今のままで守られることになる。

脈絡はないが、昔聞いたことが蘇った。「死刑は見せしめとしての抑止力を持つ。人の命を奪ったのだから報いを受けて当然。」死刑容認の正統性を述べるものだったように記憶している。国が死刑制度を維持している今もむごい事件が後を絶たない、抑止力は死刑容認の根拠にならない。

「やられる前に用意していないと国民を守れない」という理屈は常識的で分かりやすい。しかし、その理屈にしろ、国会で盛んに聞こえてくる抑止力にしろ、結局は同じ類のものにしか思われない。

戦後70年司教団メッセージは言う。「周囲の国と国との間に緊張がある中で、自衛権を理由に各国が軍備を増強させるよりも、関係改善のための粘り強い対話と交渉をすることこそが、この地域の安定のために必要なのです」(#4)。そして、#4は「ここに表れている軍備優先・人間無視の姿勢は平和を築こうとする努力とは決して相容れません」と結んでいる。揺るぎのない凛とした透明感が印象的だ。平和憲法の心がここにある。

この頃の腹膨るる思いに柄にもなく…。

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