突然の休校に身近な人々の死、止むことのない紛争に翻弄される高校生が平和学習で学んだものは

 二つの州都

ジャンムー・カシミール州。唐突だが、語感からしてインド北部らしいことはお分かりだと思う。インド最北端の州、二つの州都がある。夏の州都はシュリーナガルで冬はジャンムー。ヒマラヤ山脈の麓と聞けば、年中雪を抱いたエベレストなどの山々が思い浮かぶ。冬は厳寒のため南部のジャンムー、夏は北部の涼しいシュリーナガルということらしい。

なぜ二つ?

ところで、教区をその地域の首都名で呼ぶのが習わし。で、1986年に教区として出発するとき教会当局者は悩んだ。州が夏用と冬用の二つあるがどれにしたものか。いろいろ議論を重ねた結果、二つで一つ、つまり、少し長いが平等を期してジャンムー・シュリーナガルにしたというわけ。日本だと、どちらを先にするかで問題になるので、人口が二倍もある上に観光地としても名高いシュリナーガル(約100万)・ジャンム-(約50万)に落ち着くはずだがそうならなかった。それは、古老の神父さんの一言で決まった。「それはやっぱり最初に宣教が始まった上に信者の数も多いジャンムーが先!」ちなみに、この教区の信者数は約2万人。日本のどこかの教区と同じサイズで親しみが涌く。149もの教区を擁するインドでは小ぶりな方で125番目。イスラム教徒が大半を占めているというのも特徴。(一部創作)。

何故ジャンム・シュリナーガル?

あ、なぜはるか遠くのインドの小規模教区についてこうもいろいろ書くかというと、実は、昨日配信されたUCANEWSの記事“インド・パキスタン国境に住む学生たちのために平和学習プログラム立ち上げ”に目が留まり読んでみるとジャンム・シュリナーガル教区のプロジェクトだとあったのでどんな教区だろうと好奇心がつのって、あれこれ調べているうちについ深入りしてしまった。

紛争地の高校生たち

インドもパキスタンも核保有国。カシミールは紛争地でもある。いまだに和解は成立していないどころか、2016年の小競り合いでは90人以上が殺害され何千もの人々が負傷した。こうした状況下で、学校が突然休校を強いられることも。そんな状況下にある高校生たちが平和について学ぶには意義があるに違いない。この平和学習に参加した9年生のアニタは「敵意からは破壊以外何も生まれません。進歩するためには平和あるのみです。私たち若者は平和と平和な明日への希望こそが欲しいのです」と熱く語ったという。一日も早い和解を祈るばかりだ。

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☆神に仕える身でありながら、カミガミ(紙々)の要らない世界を標榜する人間の一人として、電子メディアに自分の思いを綴ることは大きな喜びです☆本を書かない代わりにここでいろんなことを書いてみたい。

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