ラオスにいったい?
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ラオス…がなんで表題になったか不明
電子書籍にはまっている中で、たまたま目にした名前が毎年のようにノーベル文学賞に名前が挙がるその人。ちまたにはハルキストを自認するファンがあまたいるというがどんな人?ボクとしては推理小説家だと思い込んでいたので興味を感じなかった。ふとしたことから、そうではないらしいことがわかったので、楽天koboで調べてみた。どうやらいろんな顔を持つ人らしいので心が動いた。しかも目についた本のタイトルが「ラオスにいったい何があるというんですか?」ラオスは、メコン川の対岸にあってナコンパノム(タイ東北)に行くときはいつも眺める国。今年の初めベトナムに行ったとき通過したこともある。タイとは兄弟筋の国で文字もほぼ同じ。お互いの言葉で通じ合えて「文化はすべて全く同じ」とワット神父さんは言った。ちなみに、この本は、筆者がベトナムで行き先を聞かれ「ラオス」と答えたときに返ってきた質問をそのままタイトルにしたのだという。
旅行記作家?
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白ワイン仕込みのスープは○
実際に読んでみると、ラオスについての本ではなく、様々な国での生活や旅の様子を綴ったもので、「ラオス・・・」はなぜか11の話題中7番目に登場する。マラソンは旅行先でも欠かさないというだけあって、作家のオーラというよりどちらかといえばアスリートか冒険家のそれだ。ジャズ音楽の愛好者でジャズ喫茶を開業したこともあるとか。ワインにも詳しくキャンティがトスカーナのある地域名であることも知った。日曜日に作ったアクアパッツァの発祥の地であることも。読後感は多趣味な旅行記作家という印象だ。まだ一冊目なので、どうしてノーベル賞候補になるのか見当もつかない。次は何を読んでみようかな。
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