それは違う!
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この空模様、梅雨明けのサインでは?
と声を上げたのは、一見、ロック歌手をおもわせるサングラスに黒の革ジャンスタイルの男性。プロフィルを呼んで驚いた。「ロックファッションでテレビなどのマスコミに頻繁に登場し、環境科学の普及啓発に力を入れている」生態学者だった。記事を読み進めるうちに、感染症の専門家だけがマスコミで発言しているが、こうした専門家の話をもっと聞きたいと思った。共感した発言をいくつか紹介したい。「最近は『ウィズコロナ』『コロナとの共生』と言うが、経済活動を復活させるため、やむを得ず言っているにすぎない。気にせず普段通りやりましょう、というムードでは困る。」「共生」は共存共栄も連想する。コロナは人間社会から排除しなければならないという。排除に成功した例が天然痘だという。
そういうことよりも
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ツグミたちはとうに帰国。今頃シベリアの豊かな森で悠々自適?
このロック歌手のような専門家に共感したのは、「たとえコロナに勝っても、開発や破壊をベースとする経済の構造を変えないと、もっとすごい病原菌やウイルスが出てくる恐れがある。いまある資源をいかに循環させて共有していくか、人間社会の変容やパラダイム転換こそが本当の課題です。・・・日本の里山だって、生きものと相まみれていたわけではない。人間のエリアに入ってきたものは殺して食べ、下手に奥山に入れば人間が食べられた。境界線があっての共生でした」という主張や、「地球上からウイルスをなくすことはできない。もともとの彼らのすみかは野生の世界にある。本当の『共生』は、彼らのすみかである野生の世界と、人間の世界をゾーニング(分断)して、彼らの世界をこれ以上、荒らさないようにすることです」。とくに、「彼らの世界をこれ以上、荒らさないようにすることです」という結論に心から共感する。以上、昨日配信のデジタル朝日より。
余計なことだが、テレビに引っ張りだこの感染症の専門家たちが口をそろえて同様のことを言ってくれないものか。
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