ああ、ダイサギ
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烏合の衆。失礼だが、アンタたちのことです
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キミはてっぺんが似合うよ
あのダイサギの優美な姿に会いたくて毎日のように足を運んでいるが、いつも見るのは我が物顔でてっぺんを占領している烏合の衆。かたや、あれほどの大群が群れたてっぺんはおろか、数十羽が乱舞した上空には1羽も見かけなくなって、かれこれ十日は経つ。一体どこにに消えたのか。昨日の昼下がり、郵便局に寄ったついでに足を伸ばした。てっぺんには相変わらずカワウが我が物顔。一斉に西の方を向いて口を開け、のどを震わせている。”烏合の衆”という差別用語の元祖にしては、整然としているが、黒づくめでは絵にならない。見ると、ダイサギが数羽向こうの湿地にカルガモたちの仲間入りをしていてなんとなく寂しげ。こうして、エサを捜す姿は、てっぺんの優美さに比べるとどことなく間が抜けていて”ただのサギ”。あの姿に二度とで会えないかと思うと、てっぺんを占領して沼地のカルガモやコガモたち、それにあのダイサギを睥睨している”烏合の衆”が腹立たしい。一体いつまで居座るつもりなのか。鳥の気持ちが分からない。それもそうだ。なにしろ、相手が”烏合の衆”では。
我が家が一番
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ニゲロ、ニゲロ!
そういえば、二反田川のカルガモ一家。どうやら、御領ヶ池を知らないらしい。いつか、「御領ヶ池がカルガモたちの食堂だった」と納得したことがあったが、「どうもそうではないしい」と思うようになった。帰りしな、思いがけないところでシモノ家を発見したからだ。池に通じる橋の下流でのんびりしている2羽を見かけたのだ。「おやまあ!」橋を渡って左折するのが帰路のコース。かなり接近して撮ることができる。ガードレールで二羽の視界を遮る形で進んだが、気づかれてしまった。急いでカメラを向けると対岸側の流れに避難した。そして、上流に向かった。なるほど、しばらく行くと河口になることを知っていて、2羽としても我が家のある上流を目指したのかもしれない。さすがに淡水に住むだけあって、しょっぱい海水は苦手らしい。それにしても、すぐ近くに広々とした池があって、仲間たちも沢山いるというのにどうして狭い川にこだわるのか。聞きたいことの一つだ。というより、「引きこもっていないで、もっと広く世界に羽ばたけ!」と叱咤激励したいのだが、やっぱり、”我が家が一番”?
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