といっぱしの評論家気取りで
やっぱり言いたくなった。古里奄美には武家文化はなく、琉球王朝と薩摩の狭間で独自の生き方を貫いた。唯一あったとすれば、各集落ごとに長がいてそれぞれ独自の営みがあった。集落文化とでも言おうか。”ゆらいあい”(寄り合い)文化と言える。
一方の武家文化では主従関係が明確で忠義が重んじられたので、背いたら切腹もあり得た。開国までの数百年間武士が支配したわけで、国は開かれても身に染みついた男尊女卑は今に至るまで生き続けた。
だから、森元会長の発言があった2月4日の会合でも誰も異を唱えなかった。いち早く反応したのはフランスの女性議員だったという。海外から言われて、「そういえばそういうことになるかな」ということで日本でも騒ぎになった。日本全体感度が悪い。
そういうボクでも深刻ではなかったが、みんなが騒ぎ出すのを見て言いたくなったのだから大きなことは言えないが。ともあれ、後釜を巡って、日本全体が覚醒しつつあるようなので「新しい始まり」に期待したい。聖書の人間観まで行くといいのだが。
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