地元の人でないと聞いたことない、と思うが
ついでにもう一つ。WCRPはだめかと思うので、世界宗教者平和会議なら聞いたことがあるも知れない。今どき問題になっている「ナントカ平和家庭・・・」の類いではない。宗教者の出会いと対話を促進し、平和のための宗教協力を推進する事を目的として1970年に京都で第一回目が開催された。
15,6年前になるかWCRP主催による核兵器を無くそうと呼びかける若者たちの集いが奈良で開催されて参加したことがある。それ以降、機関誌が送られてくるようになった。今日はその8月号の記事を紹介したい。7月14日香川県で技能実習生を受け入れている水産会社を訪問しての勉強会の記事が目を引いた。
技能実習生と聞けば、受け入れ先の非人道的な待遇が問題になることが多い。2015年にヒューマンリング協同組合を設立した安岐麗子さんという人はこれまでに20人ほどの実習生を受け入れてきた。「実習生と家族同様の関係を築いている」という。「日本で過ごした経験がその後の人生を変えるきっかけになってもらいたい」からだ。
何よりも注目したのは、日本語習得のための手厚い援助。ほとんどの実習生が3年で日本語検定2級を取得して帰国するという。中には、「もう一度同じ水産会社で働きたい」と言って数年ぶりに帰ってきた人もいるのだという。悪徳企業や安く上げようと実習生を物のように扱う雇用主たちには爪の垢でも煎じて飲ましたい。
ともあれ、こうした良心的な会社が日本にあることを知って少しJホッとした。そういえば、コロナで姿を見せなくなった山川で働く明るいベトナムの子たちはどうしているだろう。手元には2万弱を残して10万の仕送りをしているというけなげな子たちだがアッケランでまじめ。やはり信仰の力なのだと思う。
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