震災はここでも
4日目の最後を締めくくるボホール島バクラヨン教会でのミサは印象深かった。四年前の震災で大きな被害を受けた聖堂が修復中のため大きなプレハブの仮聖堂でのミサ。石造りの重厚な聖堂にはない開放感に溢れ、スズメたちがやってきたり、自然の風が聖堂を満たしていた。そうは言っても、ミサ中の蒸し暑さは格別。久しぶりに大汗をかいた。しかし、どこか爽快感があって、聖体拝領が終わるまで、頰を伝って流れ落ちる汗を拭くこともなくミサを続けた。
人口130万
ボホール島の人口は130万。もちろん、ほとんどがカトリック。ミサ後、川下りに。途中の村に小さなナザレン教会を見た。小さいながら福音宣教に励む人たちが世界くまなく活躍していることに改めて感じ入った。全島が濃い緑に覆われ、そのため水量豊か。内陸部では稲作が盛ん。
川下りは川遊び
ところで、川下りと言っても急流はなく、ゆったりとした川面に浮かんだ屋根付き遊覧船を小さなエンジン付きボートが押して川の源流までゆっくりと進むというもので、船自体はエンジンによる振動もなく揺れることもない。そんな中で サンミゲル片手にバイキングのお昼を食べながら周囲の自然を楽しむという趣向。帰りには岸に係留された遊覧船に接舷し、船上ステージで軽快に体を動かす小中学生たちのダンスを鑑賞。学校が休みとなる土日限定なんだという。 村おこしに子供たちが貢献しているということらしい。後ろで演奏するおじさんたちも得意げだった。
ターシャに会う
もう一つのお目当は手のひらに乗るほどの通称メガネザル。ガイドさんの話によると、サルの仲間ではなくターシャという夜行性の動物で、一生を同じ木で過ごす。ボホール以外の島にも生息しているそうだが別種でここのものだけが天然記念動物に指定されている。最後は、チョコレートヒル。火山活動によって海底が隆起してできたらしいが、日本語の説明だったがよく分からなかった。いずれにしろ、太古を思わせる不思議な光景ではあった。*部屋に帰ってウィキペディアで調べたら「サルの一種、世界最小」とあった。
高速船でセブへ
快適なリゾートホテルで一泊して、明けての昨日5日目は高速船でセブ島へ。種子島に行くトッピーのような乗り心地。窓はトッピーよりも汚れ、カメラスポットらしき所もなく少し退屈。2時間の航海。ついにお腹がダウンしてマンゴウづくしという夕食は断念。
コメント