長い会議が終わった。アジア12各国(台湾欠席)からMEの代表チームが集合。英語の正式名称はNational Ecclesial Team(NET)、教会はラテン語でEcclesia。集会の書はEcclesiastes。やはり、Ecclesiaが使われている。
で、NETは国の集会を代表する人々のことで、1カップルと司祭でチームを作る。これは、1番小さな教会でもある。そんな意味も込められている。ちなみに、アジア代表はAETでフィリピンの夫婦と司祭、世界代表はIET。昨年までアジア代表を務めたシンガポールの夫婦とフィリピン人司祭。史上初のアジア人起用。
昨日、最後の集会に顔を出して、世界会議の様子を分かち合ってくれた。MEは今転換期にある。二泊三日の日程は絶対条件で、通いのMEはバングラデシュやスリランカなど経済的困窮国のための例外的措置だった。ところが、日本のように大人は仕事仕事、子供は学校に塾と多忙な国では参加者募集が困難。そんな状況がやっと理解された。土日の一泊2日と他の日を組み合わせた日程も可能となった。日本での導入が急がれるが、なんとか参加者 募集に拍車がかかるといいのだが。
何よりも、司祭の跡継ぎがいないのは、韓国や中国を除いて世界共通の深刻な問題。「日本チームでは72歳がYoungest。90歳でも現役」と聞いて、流石に驚いてばかりいられないほどのインパクトで、感動したものか、同情したものか、参加者の複雑な反応がおかしかった。ME大国の韓国をはじめ成長株の中国が世界の注目を集める中で、日本はその対極にあることで注目を集めている。
それにしても、11日の遠足で見た人口400万の都市国家シンガポールの徹底した観光政策には目を見張るものがあった。巨大な戦車のような水陸両用の観光バスと巨大なホテルの屋上に船をかたどった公園。意表を突く発想に驚いた。それに、高層住宅に巨大モール、街中の再開発といたるところでクレーンがそびえ右も左も建設ラッシュ。世界のヒトモノカネの一点集中を目指しているようで不気味さすら感じた。
6年ぶりに再会したジョンとスザンナは相変わらず忙しいシングリッシュで懐かしかった。今回も司祭のシャツを2着頼んだ。一着4500円と日本の半額。今朝、お別れをいいに来てくれた。気取らない身内のような親しさが嬉しい。「休みにはぜひ来て欲しい」と言って分かれた。
コメント