インドには、マザーテレサに反旗を翻す人々がいた!

マツカサギク(ルドベキア)? それでも!Blog

反社会的?

何にしろ極右は怖い。「マザーテレサは社会活動を利用してヒンズー教徒を改宗させようとしている。」24日配信のYOUCANEWSの書き出し。しかも、顔写真入りのポスターに火をつけている写真に我が目を疑った。それは、昨年2月26日、ヒンズー教徒の右翼の人々が行ったデモ行進の時のもので、マザーテレサの活動は、インドの人々にキリスト教徒への改宗を促すものだと抗議するものだったという。

司教様は黙っていない

インド東北部のラーンチー教区の司教様は「これは一部の人の考えに過ぎないが、インド政府にはしかるべき措置を講ずるように、また少数派のカトリックに誠実に対応してほしいと願うつもりだ」とのコメントを出されたという。ちなみに、ラーンチー教区のカトリック信者は約12万で、地域の人口は約300万。カトリック人口の割合は約4%で、インド全体(約13億)では2%弱(170万)。

鹿児島教区は大教区?

インドの教会のように豊作の予感日本の教会から見ればかなりの数だがヒンズー教徒8億人と聞けば、わずか。しかし、10年ほど前、インドの山岳地帯で信者が爆発的に増え、新しい教区が誕生したという話を聞いたことがあるので、調べてみたらラーンチー教区の始まりは1927年というから、同じ高地でも違うことが分かった。ちなみに、インド最少教区はなんと 2,238人。鹿児島教区よりも小さな教区があったことに驚いた。急に親しみがわき、司教様に会ってみたくなった。

小なれど…

あ、又話しが横道にそれたが、「マザーテレサは、インドをキリスト教に改宗させようとする活動のお先棒を担ぐもので、インド東北地方で分離主義を推し進めている」という発言に対して、「必ずしも特定の人の考えではない」と司教様に反論する人もいるという。ヒンズー教徒の最右翼という人々から見たら、「カトリックは小なれど侮れず」ということなのかもしれない。昨年、インドネシアのバリ島で会った穏やかなヒンズー教徒はカトリックにとても寛容だということだったのだが。

ともあれ、マザーテレサはこの9月列聖される。

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