教会の子供たち
昨日26日、マリア教会で堅信の秘跡を受けたのは若い夫婦と中学生8人、計10名のフレッシュな面々。男子5人と女子3人の中学生たちは素直で明るく、とくに中3男子の3人は幼い頃からの仲良し。部活や受験勉強で主日のミサもままならない中学生が8人も堅信を受けるのはボクにとってこの10年で初。特筆すべきはそれだけではない。ミサ前、「よろしくお願いします!」と顔を揃えて挨拶に来たのも初。「教会の子供たちらしく育っている」と感じた。さらに、侍者を先頭に代父母ともども全員での入堂というのも例がない。
最長説教
説教中の質問はいつもの通り。あとで聞いたのだが、質問は想定外だったようで、「頭の中が真っ白になった」のだという。「洗礼、堅信…」と指折り数え出す子がいたのはそのためだったらしい。「7つのたまものは?」と聞いたボクの方があわててた。それでも、いつもの質問には、「信仰を固くする秘跡。」「100点、それから?」今回は首尾よく、「大人の信者になる秘跡」が飛び出した。待ってましたとばかりに、「大人の信者とは?」「…」あとは例によって誘導質問。とうとう、放蕩息子のたとえ話からマリアさまのなれかしまで、ついに30分ほどにも。今回の反省は調子に乗り過ぎ。
大人の信者を目指す
ミサ後のパーティーは、これも前例のない盛り上がり。「代表からお礼の言葉があります」と主任司祭から告げられて驚いたが、中3のヒロシ君が立ち上がった。「自分はまだガキだと思っていますので、大人の信者になるということにはプレッシャーがあります。でも、それを目指して頑張ります」みたいなことを言って喝采を浴びた。今度はボクの「お返しの挨拶を2時間ぐらいしたいと思います」に会場が湧いた。フランシスコ教皇の魔法の言葉「どうですか、ありがとう、ごめんなさい」も紹介。
質問タイム
「せっかくの機会なので司教さまに聞きたいことを聞いてください」と主任司祭に促されて真っ先に手を挙げたのは先ほどのヒロシ君。「ボクみたいな者でも司祭になれるでしょうか」「なれます!」間髪を入れずに即答した。すかさず、会場からは大きな拍手と歓声が。「次は女子代表」「えー?…エーット…ジャー…説教の時眠くならないためにはどうしたらいいですか?」会場が1番盛り上がった時だった。予想だにしなかった?苦肉の質問に思わず頭を抱えたのは主任司祭。「主任司祭がいない時に答えます」に歓声はダブル。こんなに盛り上がったパーティーも例がない。頼もしい3年男子は全員地元の高校に進学するという。youcat を始めたい旨、熱く語って主任司祭の同意を取り付けた。
説教音声
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