怒涛の教皇謁見
7時にホテルを出て指定の席に着くまで2時間。「日本人は押す国民。外国人は嫌がります。」手荷物チェックまでの過密な団子状態の過ごし方の注意が可笑しかった。「前の人を押したりしてはいけない。」2時間を厭わず再訪を続ける人にとっては、間近で見るのと遠くから見るのとではありがたみが違う、ということなのかもしれない。3歳になる双子のあやちゃんたち、あの人混みの中を駄々をこねることもなく完歩。しっかり者の素質十分。もっとも、大男のセキュリティが抱きあげたものだからビックリして大泣きしながらの教皇按手はあり難くもなんともなかったに違いない。少なくともお母さんにとっては生涯の励みになる思い出になったに違いない。三つ子の魂百までというから「教皇按手の聖なる子」として健やかに成長することを祈りたぃ。
ロザリオを唱えよう
ところで、謁見で話された内容の要約抜粋は次の通り。バチカン放送局のhpから。「…神は決して失望させない方であり、わたしたちに対するその御旨は、曖昧なものではなく、まっすぐな救いの計画であると教皇は話された。『マラナ・タ「主イエスよ、来てください』(黙示録22,20)と言う初期のキリスト教徒たちの言葉は、今もすべてのキリスト者たちによって繰り返されていると教皇は述べつつ、人生の困難な日々に、祈りの中で、『見よ、わたしはすぐに来る』(黙示録22,7)と、わたしたちを励ますその声を聞けるならば、どんなに大きな恵みだろうかと語られた。教皇はこの謁見の席で、来る10月13日に、ポルトガル・ファティマで聖母の最後の出現から100年の記念年が閉幕することに言及。主の母、宣教の女王マリアを見つめながら、特にロザリオの月であるこの10月、世界平和の意向のために、信者らを招かれた。」ロザリオ文化推進者の1人としては教皇の口から直に、といっても1日遅れだが、「ロザリオの月」とか「…ロザリオの祈りを捧げるように」との呼びかけを受けたのは初めてなので嬉しかった。今後は、今回のことを引用しながら受堅者へのロザリオ授与をすることにしたい。
お得感大のお昼
近くのレストランでお昼。飲物は個人持ち。6人でワイン1本、生ビール1、カプチーノ1、ガス入り水1本計16€=2080円。安すぎない?得した気分で店を出て元パンテオン今教会訪問後4時からのジェズ教会でのミサへ。霧島神学生は朗読奉仕、川内出身の留学生シスターは共同祈願先唱。2人とも鹿児島!誇らしかった。
バチカン大使はカトリック信者
ホテルで着替え、駐バチカン大使公邸へ。バチカン日本国交75周年記念晩餐会には日本人や中村ジュリアンゆかりの教会の信徒をはじめ、200名ほどが招待されたという。久しぶりの日本食にホッとした。簡単な開会式はあっても閉会式はない。1時間かそこらの立食と歓談を楽しんだら三々五々帰路につくというのが普通のようで、アッサリしていて日本も学びたいところ。日本舞踊も披露されたり、外に出るとキャノンや4Kテレビのデモンストレーションがなされていた。ちなみに、バチカン大使夫妻は初めてというカトリック信者。そのせいでもないだろうが、感じのいいお二人だった。9時前ホテル帰還。5時間に及ぶ炎天下での謁見にスータン姿での市中観光と流石に疲れた。10時早めの就寝。
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