その日は近い
12日、新司教叙階式後のパーティで横に座った前任司教さんの言葉は、「もうすぐボクのセリフになる。」会場を出るとき、「ボクもGood newsを待っています」と大使に耳打ちしたら、「そうそう、分かってる、分かってる。」ニッコリ笑顔での返事はまさにアイコンタクト、「その日は近い」を予感させるものだった。「○○神父はどうか」と打診してきた当初の困惑気味の表情とは全く違うものだった。
母国からエール
話の順序が逆になるが、新司教へのサプライズのビデオメッセージは感動的なものだった。本場の早口英語は聞き取れなかったが、母親初め兄弟や甥姪たちみんなの口から出る「誇りに思っています」の結びの言葉に思わず胸が熱くなった。そのうち、おじさん司教訪問の沖縄旅行が実現するに違いない。ともあれ、とくに弱い立場の人への心遣いが深いそうなのでみんなから愛される牧者になるに違いない。
エイサー
さて、肝心の叙階式の様子が後になったが、2時ちょうどにミサが始まった。ここまでは通常通り。しかし、甲高い小太鼓の音と共に祭壇前に現れたのはお揃いの法被を着たカトリック小学校の女の子たち6名。めでたい席で披露されるというエイサーのためだ。勇壮な感じのする踊りなのに、男の子でなくなぜか全員女の子。ともあれ、エイサーで叙階式が始まるというのはさすがに沖縄だ。開式の歌ならぬ開式の踊り。
入祭の踊り
アフリカかどこかの国では奉納行列は踊りながらすると聞いたことがあるが、最近、フィリピンの元気いっぱいのミサを体験して特に感じるようになったのだが、「それが本当だ」と思うようになった。ミサは感謝の祭儀なので祭りの要素をもっと採用してもいい。祭りは年一回が普通なので、「祭りミサ」も年1回として、それに向けてしっかり準備する。入祭の歌や奉納の歌にかえて踊り。昨年の奄美での復活祭の野外ミサはややそれに近いものだった。ツィズィン(小太鼓)と共に八月踊りでの入祭も野外なら最適?今年試す価値がある。
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