秘伝の巻物
弟子たちをいたわるイエス様の心情がにじみ出て心温まる箇所だ。というのも、「出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである」(マルコ6.36)とマルコは記している。そんな、主の御心にしたがって、今年も三教区+長崎から50数名がここ霧島に集った。指導司祭は神学校時代の一年先輩の山根神父さん(東京教区)。彼が持参した秘伝の巻物を公開したい。ちなみに、DVDのWar Roomは以前観たことがあるがおススメだ。ぜひ鑑賞して欲しい。
秘伝の数式
マタイ28.20=福音 「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」下記の手順でこの約束の実現を生活の中で見出していく。
ルカ5.1-11→ヨハネ21.1-14→摂理(出来事+信仰上で大切な人々+み言葉)+神秘体験
この数式までは良かった。大きな舞用の扇子を取り出し、その上に黄金の折り鶴をのせ、上記の聖書二ヶ所の朗読がなされた辺りから司祭たちの間に???。なんで、扇子なの、なんで鶴なの。もっとも、これは夕食のテーブルでの話で、講話中は神妙に聞き入っていたのはいうまでもない。本人にその旨伝えたら「うちの信者と同じことを言うじゃないか」と頭を抱えた。
信仰の自分史
これまでの黙想会は、いい話を聞くことが中心。どちらかと言えば、頭の信仰をを助長するものだった。しかし、今回は違う。自分の人生で働かれる神様の摂理を見つけ出し、書き留め味わい続けるのが司祭の信仰生活。司祭だけでなく、もちろん信者の生活も同じ。とくに、頭の信仰が発達している司祭たちには、物足りないというか、柔すぎるかもしれないが、霊的生活、御聖体の前で祈る、毎週1時間の聖体礼拝を欠かさない、イエス様と喧嘩するナドナドこれまでの講師の口からは聞いたことのない問いかけはかなりインパクトがある。さて、今日はここまで。
講師説教音声。*本人の了解済み
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