バイオリニスト伴奏ミサ
指宿にゆかりのある高名なバイオリニストの”さくらこさん”。信者たちにはおなじみでも、ボクにとっては初対面かと思いきや、そうではない、ということだったが、記憶が飛んで申し訳ない再会がこの前の11日の日曜日。聖母被昇天のミサにはバイオリン持参で参加するとの約束。そして、キリバスの漁師さんたちとの楽しい茶話会のことは前回の話。6:30は厳しいということだったが、当日の今朝はさわやかな顔でキチンと時間までに来てくれて、入祭唱から閉祭に至るまで全ての聖歌に伴奏してくれた。こんな豪華な被昇天のミサはボクにとって前代未聞。特に聖体拝領後の数分のあの澄み切った繊細な音色。まさに天的甘美の世界に導いてくれた至福のひとときだった。クリスマスは無理だが復活祭には来てもらえるとのこと。それはそうと、同伴された母上が思いがけない提案をされて驚いた。赴任以来、ボクも気になっていた天上の剥離。すぐ目についたらしかった。そしてひらめいたらしい。「修理のためのコンサート。でも、人が集まるかしら。」「えっ、ここでですか?」予期しない言葉に戸惑ったが、「大丈夫です。全力で集めます!」降ってわいたような新企画。信者たちが聞いたら何というだろうか。ニコニコ顔の当人も「喜んで協力したい」風だった。信者たちにはそう伝えようと思う。そして、「これは被昇天の聖母からのプレゼントです。」ダメ押しのセリフも決まった。さて、どんな展開になるのか。ともあれ、祝聖母の被昇天!
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