カニ村の住ニンたち
8日の立秋を過ぎたら、そして台風も行ってしまった後の空気はもう真夏のそれとは違う。夕方の二反田川を渡る風もさわやか。そしてここは、小さな生き物たちとの出会いの場でもある。今日は彼らの素顔を紹介したい。カニさんが主だが。気分転換になると嬉しい。雨上がりのカニ村ではみんながハイテンションで雨に濡れた道路脇の擁壁で大散歩。一匹の子ガニが道路に飛び出して目の前を猛スピードで渡り始めた。ちょうど真ん中に来たとき、息切れしたらしくピタッと止まった。近づいてカメラを向けるとカッとハサミを開いて防御の姿勢。向こうから車が来たので、「逃げろ!ひかれるぞ」と叫んだら大急ぎで草むらに消えた。ホッ!車の振動が伝わったらしい。昨日、初めてシオマネキを見た。奄美のものよりもずいぶん小ぶり。それだけに愛くるしかった。今日、望遠デジカメで見たら奄美のものとは全くの別種で、食事をしながら、間を置いては驚いたように両テを同時に上げる。称して、バンザイダンス。見飽きない。
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カニの横ばいとはこのこと
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道路に飛び出した子ガニ
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奄美のシオマネキとは別種
ツバメとウグイス
ツバメの給餌の様子は以前も紹介したがもう一点。雛の口がいかにも「ハヤク、ハヤクー!」と言っているようでおかしかった。あんまりギャーギャー叫ぶものだから親鳥も慌てふためきながら、それでも口移しは正確。一方、いつもは藪の中でさえずるウグイスだが、このときは頭上の電線で長いこと美声を聞かしてくれた。しかし、写真で見るのと違って、フクソウは乱れなんだか気の毒だった。やはり、彼らも生きるのが大変そう。
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ハヤクチョーダイ!
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少しやつれたウグイス
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