道端で見向きもされないで咲く野草たちの密かな営みこそフランシスコがめでた世界

それでも!Blog

フランシスコファミリー

フランシスコ教皇フアンは多いと思う。アシジのフランシスコが好きな教皇なので、私たちももっと身近な自然に親しむことは必要ではないかと思うワケ。たいそうなことのように聞こえるかもしれないが、これまで野鳥の写真を紹介してきた線上にあることで、野鳥たちが道端の野の花々に変わるだけの話。ただ、皆さんの野草を見る目が少しでも開かれて身近な野草に対して興味が増し愛が深まるなら嬉しい。では、神様の作品の数々をどうぞ。野草の愛好家になったらあなたもフランシスコファミリー。

ヒメジョオン(姫女苑)

はじめて聞く名前でもホンニンには何度も会っているはず。とは言っても歩く習慣のない人には初対面ということになると思うので、是非歩いてみて欲しい。どこにでも目にすることが出来るので苦労しない。写真は、いずれも従来の野鳥観察コースの道端で見かけたもの。以下の解説はいずれもネットで調べたにわか知識。4月から7月にかけて咲く。瓜二つにハルジオンというのがあるが、区別は難しいので割愛するが、つぼみが上を向いていたらヒメジョオンで、下を向いていたらハルジオン。

*以下は5/21補足。漢字表記は姫女苑。ウキペディアによると「1865年頃に観葉植物として導入され、明治時代には雑草となっていた。」外来種だったとは。また、同じくウキペディアによると、「要注意外来生物に指定されているほか、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されて」いて、「鉄道の線路沿いに広がったことから「鉄道草(てつどうぐさ)」と呼ばれたりした」という。1本になんと47、000個以上もの種子を持つ驚異的繁殖力の持ち主ともある。

スイカズラ

吸い葛と書く。英語名が面白い。Japanese honeysuckle。honeyは蜂蜜というのは誰でも分かるが、suckleは乳を飲むという意味。ここでは蜜を吸うということで、昔は子どもたちが砂糖代わりに吸っていたという。冬でも落葉しないで青々としているところから中国では忍冬(にんどう)というらしい。

ミゾソバ

漢字で書くと急に気の毒に思えてくる。「溝蕎麦。かつて日本各地で水田が見られた頃は、土盛りされていた溝や用水路、小川などの縁に普通に生えており、その見た目が蕎麦に似ていることが和名の由来になっている」(ウキペディアより)。確かにソバの花に似ているが、撮影場所は川からはかなり離れているところだが、指宿は湿地帯の多い町なので、かつてはそうだったかもしれない。

今日はこれだけにしよう。名前が分かっただけでも、親しさが増したに違いない。今度会ったら名前で呼んでね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました