徒歩巡礼おまけ

ゲンノショウコ漢字では「現の証拠」と書く。茎や葉を煎じると下痢止めに効くという。名の由来は効き目がすぐに現れるからだとある。

昨日29日快晴。絶好の巡礼日和。ザビエル様の前でのお祈りを終えた若者たちと合流。といっても、単に遅刻したということだが。

男性信徒3、女性信徒2、中学生3、青年3(うち一人は伴走車)という顔ぶれ。今年は、九州青年キャンプ開催地ということもあって事前の周知が十分ではなかったのだという。しかし、少数でも、新顔の中学生を迎えて気合十分。

7時少し過ぎに出発。1時間おきにロザリオを一連ずつ捧げて、目的地に到着後に最後の一連を捧げるというのが習わし。コースも教会前の通り(通称ザビエル通り)からミッカン坂を上る県道206号線と決まっている。ザビエル様が貴久公と会見されるために歩かれた道であり、さらにその先にある東市来の鶴丸城に招かれた時にも利用されたに違いない道。いわばミッションロードとも言える聖なるコースだ。

ちなみに、関ヶ原の合戦で、「豊臣方として戦った島津勢は徳川方の敵中を突破し帰鹿を果たしました」(日置市観光協会HPより)。そのことを称えて始まったという妙円寺参りが行われるのと同じコースでもある。同じコースをたどる我々一行に、「ご苦労様」と声をかけてくださった二人のお年寄りにとっては「妙円寺参りご苦労さん」に違いなかった。

そんな声援に励まされてコース中もっとも急な上りのミッカン坂をのぼりつめたところの駐車場が最初のロザリオ休憩所。ちょうど8時。武岡の台地を過ぎるころに中学校の運動会が始まるところらしく、女子生徒のアナウンスが響いてきた。青春の1ページに祝福あれ。

2番目のロザリオ休憩は北部清掃工場を少し行ったところの店先の駐車場。2連目から祈りの意向が添えられた。3連目は、道の駅チェスト館前の木陰。イスラム国から命の危機にさらされているクルドの人々のため。

4連はなんとヤジロウの墓前。もっともこれは歴史的根拠のない伝承。それでも県は立派な案内板を設置し、柵を巡らし、しかも草も払われて巡礼に備えてくれたようで嬉しかった。思いがけない県の「宣教」にも感謝。

会見の記念碑前への全員到着は午後1時5分。6時間での全員完歩。直ちに弁当。2時過ぎにミサ。帰りは3台の車に分乗。ザビエル帰着は4時少し前。さすがにくたびれたが、多くの可憐な野の花とも出会えた癒しの徒歩巡礼ともなった。

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