「若き」と言うにはあまりにも幼いアスリートたちの特訓の様子をルポ

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特訓初日

年長さんは呑み込みが早い

年長さんは呑み込みが早い

今日は、わが吉野幼稚園のアスリートたちの華麗なhowtorunの特訓に密着した。つまり、「イチニツイテー」で始まる一連の儀式をマスターするまでの様子をお伝えしたい。神妙に出番を待つ子供たちに先生が声をかける。「次のおともだち、と言ったら、さっと立ちます。いいですか?…では、次のおともだち、…アレ、ナオ君、そうそう、すぐに立ちましょうね。イチニツイテーで両手を体につけてせなかピン、でまちます。いいですか。ハイ、そうです。では、…ヨーイ!」と言うや、先生が右手を頭の前に出し、左足を上げて後ろに勢いよく動かした。

前に走るのに後ろ?

どうしても左足が前に出てしまう

どうしても左足が前に出てしまう

すると、白線上に立っていた子供たちが一斉に左足を白線の前に勢いよく動かしたものだから先生があわてた。何度かの教育的指導の後、どうにかできるようになったが、ここでも「同時に二つのことはできない」子供たちの苦闘ぶりに思わず笑ってしまった。ヨーイで、頭のあたりまで手を挙げ、足は後ろ、と言われても、考えているうちに後ろだか前だか分からなくなってしまう。考えをまとめる暇もあらばこそ。第一、走るのは前の方に走ると決まっているのだから思わず前に踏み出してしまうのだ。

華麗にゴールイン

年齢の高い順に練習していくので3才になったばかりのケイテン君たち3人は最後。「次のおともだち」と聞くやケイテン君は砂遊びを止めてさっと立ち上がり、「イチニツイテー」で白線前に飛び出して左手をまっすぐにあげて走りモード全開。危うくフライングを犯してしまうのではと思われるほどだったが、すぐに冷静さを取り戻して、せなかピン、で号砲を待った。「ヨウイ!」と聞くやまたも左手を高々と上げ、ホイッスルの音で猛ダッシュ、したのはもう一人のおともだちだった。あっという間に半周ほど引き離されたが、マイペースのマサヤ君の後ろから全速力。しかし、奮闘努力の甲斐もなく3位で涙をのんだ。しかし、映像を見ると分かるのだが、華麗に「ゴールイン!」を決めたのはケイテン君だった。

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