典礼秘蹟省/列聖省

終わりのお祈りはラテン語。今日は省庁訪問のダブルヘッダー。9時−10時は典礼秘蹟省。日本側の本音は「なんとか早く、日本語訳のミサ典礼書を認可してもらえないか?」というものだったが、終わってみたら、神学生時代の指導司祭とのやりとりが思い出されて可笑しかった。面接を終えて部屋を出るたび「ボクが言いたいことを分かってもらえたかな」との疑念にさいなまれたものだ。

色んなやりとりの結果、「専門の翻訳委員会を立ち上げてなさるといいですね」にガクッ!翻訳作業が終盤を迎えてあとは認可を待つばかりのこの時期に!「私たちの仕事は皆さんを助けることです」という善意はありがたいのだが。神学生の時になめた悲哀が蘇った。制限時間を30分もオーバーしただけに…。

列聖省では終始和やか。11時からは同じ建物の4階へ移動。現在、列聖省に申請中の案件は4つ。筆頭は、ユスト高山右近。マニラで客死したが、信仰ゆえに流罪にあったので、迫害下での死ということで殉教者。6月の会議で決まるらしい。

あとは、アリの街のマリア北原怜子サトコさん(名前の漢字が怪しい)と宮崎にもゆかりのあるチマッチ神父さん。2人は殉教者ではなく生活によって信仰者の鏡となった人々で証聖者と呼ばれる聖人を目指す。目指すという言い方は「合格を目指す」みたいで適切ではないが、あくまで申請した側の努力のことであることは言うまでもない。

面談に応じた長官は、「これは素晴らしいことです。皆さんの周りにこういう信者や司祭がいないか探してみてください」と励まされた。今日、殉教は特別の地域を除いて日常的なことではない。しかし、証聖者となると、身近なところに沢山いるわけで、そうした人々が、没後、公に顕彰されるならいい影響を与えるに違いない。

聖人となったら世界中の教会で祝われるが、福者はその地域の教会で祝われる。分かりやすいが、あえて区別を明確にするところがバチカンらしくていい。

3時バスで聖パウロ教会でのミサへ。#面談の時間帯が真逆でした。悪しからず。

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☆神に仕える身でありながら、カミガミ(紙々)の要らない世界を標榜する人間の一人として、電子メディアに自分の思いを綴ることは大きな喜びです☆本を書かない代わりにここでいろんなことを書いてみたい。

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